2018年10月31日水曜日

旧倉敷天文台 観測室のご案内

 ここ科学センターには、倉敷天文台スライディングルーフ観測室が移築されています。

 大正15年(1926)日本で最初の民間天文台として建てられたもので、当時日本で最大級となる口径32㎝天体望遠鏡が設置され、一般に公開されました。

 観測室は室内にある歯車のついたハンドルを回転させて、屋根が2つにわかれ東西方向に滑り降りるというかなりめずらしい構造をもっています。とても貴重な建物ということから、平成13年8月に国の登録有形文化財に登録されました。

平成25年にライフパーク倉敷に移築され、創立当時の姿のまま今も残されています。
 

現在スライディングルーフ観測室の周りには、ポーチュラカやホウセンカなど様々な木や花を植えていて、観測室周辺を彩ってくれています。
最近ではスイセンが芽を出し始め、だんだんと成長してきています。

室内には入れませんが、スライディングルーフと周辺の草花との景色をぜひ楽しんでみて下さい。