1月19日(木)大人が学ぶサイエンス講座「ストームグラスで気象予報士」が開講されました!
ストームグラスは「天気管」とも呼ばれ、空模様を予測することはもちろん、置いておくだけでも遊び心のあるインテリアオブジェとして人気があります。ガラス容器内の液体がつくる結晶の様々な形で、近未来の天候を予測することができます。今回は、市販品よりもさらに化学的に作ってみました!
まず、硝酸カリウムと塩化アンモニウムを水に溶かします。別の容器に無水エタノールにしょうのうを溶かします。「しょうのう」とは、着物などに使われている楠の成分を抽出した昔の防虫剤です。この二つの液体を混ぜると、なんと真っ白に!皆さんびっくりしていましたが,実は大丈夫(*゚▽゚)ノ。これを湯煎しながら温度を上げると、再び透明に。液体をガラスの容器に移して完成!
ストームグラスの原理は、「気温が下がると、液体に溶けきれなくなった成分が結晶化する」ということ。環境変化により、結晶のでき方もその都度変化します。
晴れの日☀は液体が澄み切っていて、雨の日☂は細かい結晶がふわふわ浮いています。寒い日や雪の日⛄は液体が白濁します。
講座の日は寒かったので、液体が真っ白に( ゚Д゚)
ご参加のみなさん,ありがとうございました。(*'▽')