2024年11月3日日曜日

科学実験教室「ドキドキびっくり化学実験」

10/27(日)科学実験教室「ドキドキびっくり化学実験」を開催しました。今回は化学の力を使って、電気を発生させる実験、熱を発生させる実験をしました。何かと何かを混ぜると、不思議なことが起こるいろいろな実験に挑戦です!


最初に乾電池を使って電子メロディーを鳴らしました。日常的に使っている乾電池なのでもちろん鳴らせることができますよね。上手に回路がつなげるか、小学3年生の子は、まだ学校でも習っていないので、同じテーブルのみんなで協力して取り組みました。

それでは、乾電池を使わないと、どうなるでしょう? 
いろいろな液体 を使って電気を生み出す装置をつくって実験をしていきます。カップの端と端にそれぞれ銅板亜鉛版をつけ、その中に液を入れて導線でLEDや電子メロディーにつなげていきます。1つのカップに液を入れてつないだだけでは電気が足りないので3つのカップを液でつないで直列つなぎにします。これでより大きな電流を流すことができます。
 
今回はすっぱい飲み物や塩分の入った物など、8種類の液体を用意して班で協力して実験してもらいました。結果は写真の通りです。どの液体も電気を通すことができました。『いつも飲んでいる飲み物が電池になるなんて(;´・ω・)!』と、みなさんとても不思議そうでした。
この液は電解液といって電気の通り道の役割をしてくれています。
 
 
今度は、果物やチーズ・たくわんなど、いろいろな食べ物を使って実験します。写真にある通り、どの食べ物も電池のかわりになることが分かりました!『この食べ物でも鳴るんだ!』と、またまたびっくりしました\(◎o◎)/!
これらも食べ物に含まれる成分が電池の役割をしてくれています。
他にも、調べてみると、まだまだ電池の代わりになる食べ物や飲み物がありそうです。夏休みの自由研究などで、調べてみるのもおもしろいかもしれませんね。


実験に使った食べ物や飲み物は、金属が溶け出しているのでくれぐれも食べたり、飲んだりしないでくださいね。


次は、化学の力を使って熱を発生させます。まずはカイロ作りです!材料は活性炭、鉄粉、食塩水です。カイロは鉄がさびる・酸化するときに起こる化学反応を使っています。すべての材料をポリ袋に入れて空気を含ませながら、外側から優しくもむとだんだんと温かくなってきました。だんだんと変化する温度にみなさん楽しそうにもんでいました(≧▽≦)


最後は、生石灰(酸化カルシウム)と水を混ぜる実験です。
生石灰は、味付けのりのふくろの中に入っている乾燥剤で水を加えると発熱します。駅弁や日本酒などには、これらを使って温める仕組みが利用されている物もあります。

今回は、水と生石灰を混ぜたビーカーを熱源として、水が入ったビーカーに浮かべて、お湯を沸かすべく温度を測っていきます。生石灰に水を入れると発熱しだして、モクモクと湯気がでてきました!温度計の温度が上がっていく様子にみなさんくぎづけ!最初は20℃だった水道水が、それぞれの班で温度を聞くと最高で50℃を超えて、すごく熱くなっていましたΣ(・ω・ノ)ノ!

反応中の生石灰はすごく高温になるので、実験されるときは、やけど等に十分にお気を付けください。
 
今回は、いろいろな化学の力を使ってドキドキびっくりする実験に挑戦しました!みなさん、班で協力しながら楽しく実験ができました♪これから寒くなって使うカイロの仕組みも知ることができてうれしそうでした(^^)他にも、日常生活で日々使われている化学のヒミツに少しでも興味を持ってくれたらうれしいです!
参加、お申し込みしてくださったみなさんありがとうございました。