2月12日(日)科学実験教室「かがやく琥珀・鉱物,大発見」がありました。この講座は,昨年度,感染症拡大時期と重なり,残念ながら中止になりました。こちらの講座も石好きの子どもたちに大変人気だったようで,今年度一番多くの申し込みを頂きました。大変ありがたいことですが,その分,抽選が最も激しい倍率(;^ω^)となりました。当選された方は超ラッキーということで,石好きの子どもたちが参加してくれました。
まずは,「地球」の成り立ちについて,テキストやスライドをもとに確認しました。地球は「岩石」が集まってできていて,その岩石はたくさんの「鉱物」が集まってできています。岩石ができる過程で,そこへ暮らす生き物たちのからだの一部や生活の跡が,岩石中に残されたものが「化石」です。さぁ,何が見つかるか,お宝探しに挑戦しましょう٩(ˊᗜˋ*)و
最初の活動は,身の回りの土を探って鉱物探しです。鉱物と言えば,何か特別価値のあるもののように聞こえますが,みなさんの足元に無数に広がっています。今回は衛生面を配慮して,100円ショップの鹿沼土を調査しました。スプーン一杯の土を茶こしに入れて,水で洗って分けていくと,透明・白・黒,など様々な角ばった粒が出てきました。代表的な造岩鉱物の仲間で,石英・長石・雲母・輝石などです。顕微鏡でのぞくと,いろいろなとくちょうが発見できました。
次に,科学センターにある岩石や鉱物・化石のサンプルを紹介しました。子どもたちは上手になったルーペで興味深く観察しました。いよいよ鉱物を取り出してみましょう。今日チャレンジするのは,8月の誕生石「ペリドット」玄武岩に含まれる大きなカンラン石の結晶,これが実はペリドットという宝石として扱われています。
玄武岩のかたまりをハンマーで砕いて,黄緑色をした透明感のある粒を取り出します。鉱物を壊しては,元も子もありません。慎重に…でも力強く,岩石を細かくしていきました。ピンセットで小瓶にたくさん集めて完成です。見事1つ目のお宝「宝石」をゲットしました。ヽ(*´∀`)ノ
最後に,化石の調査です。今回磨く琥珀は,約10万年前の樹液の化石で,正確にはコパルと呼ばれています。化石としてはまだ柔らかく子どもたちにも磨きやすくなっています。運が良ければ,コパルの中には原始のカ・クモ・ダニのような虫たちが見つかるかも。手順を確認してチャレンジです。不慣れな子どもたちには,なかなか大変だった作業でしたが,みんな熱心にがんばっていました。ご家族の方もいっしょになって宝さがしに目を輝かしていました。2つ目のお宝「化石」をゲットです。(((o(*゚▽゚*)o)))参加してくださったみなさん,ありがとうございました。とても人気があったので,来年度も同じような計画ができれば,いいなと考えています。今回参加できなかった方は,楽しみにしていてくださいね。