1月29日(日)に科学チャレンジ講座「石を調べて大地の歴史を探ろう」が開講されました。毎年続くこちらの「石を調べて…」講座は,なんと第8回ということで,石好きの子どもたちに長く愛されている講座です。昨年度は,感染症拡大時期と重なり,残念ながら中止になりました。今回の「石灰岩編」は,満を持して1年ぶりの開講です。
石の歴史クイズに挑戦しました。人類の祖先は?,地球は?,宇宙は?,いつ誕生したのか,クイズでどんどんさかのぼるうちに,どうやら「石を調べると大地の歴史が分かる」ことにたどり着きました。
では,早速ルーペで岩石を観察です。今回調査するのは,県北から産出されている大理石です。本格的なルーペの扱いは,まだまだ不慣れですが,子どもたちはすぐに上達し,レンズを重ねて拡大した像が浮かび上がると「おぉっ Σ(゚Д゚)スゲェ!!」と,驚いていました。
次は,岩石ハンマーで大理石を砕いて,平行四辺形で白くキラキラ輝く結晶を観察します。この結晶の正体は「方解石」という鉱物。大理石は正式には「結晶質石灰岩」という名で呼ばれます。調査のため,この欠片を薄い塩酸の中につけてみると,みるみる泡を出して溶け始めました(꒪ȏ꒪)エッ? そこで,じっくり観察する子供たちに説明です。泡の正体は「二酸化炭素」。石灰岩は「炭酸カルシウム」が集まってできた岩石なので,酸性の水溶液と反応すると,溶けてしまいます。先生からも紹介がありましたが,パルテノン神殿やタージマハルも美しい大理石で作られています。地球の環境次第では,溶けてなくなってしまうことも…o(╥﹏╥)oみなさん,地球を大切にしましょう!!