5月14日(日)、科学工作教室「はらはらドキドキ電流イライラ棒!」が開講されました。
みなさんは、イライラ棒ってご存じですか?グニャグニャの金属でできたコースを、金属の輪でくぐってゆき、無事ゴールまでブザーを鳴らさずにたどり着ければ成功!!
金属の輪がコースの金属に少しでも触れると電流が流れてしまい、ブザーが鳴ってアウト!はらはらドキドキ緊張しつつも、楽しめる人気の科学工作です。
今回は木の台と銅製の針金、ブザー等を用いて、棒がコースの当たるとブザーが鳴る、お手軽サイズのイライラ棒を作りました。材料は、ちょうどいいサイズにあらかじめ準備していましたが、組み合わせるだけでも、なかなか大変です。
木の板を貼り合わせて台にしたり、音がよく響くようにブザーの箱に穴を開けたり、木の土台に開けてあった穴に木の杭を打ち込んだり。ブザーの箱のはまり具合を打ち込んだ杭の角度で調整するなど、結構シビアな要求もあって、細かな作業が多かったですが、ほほえましく親子で協力して作業を進めました。メインは電流イライラ棒という名の通り、電極棒とコース作りです。銅線を曲げてコースやそこを通る電極棒を作りましたが、張り切ってぐにゃぐにゃ好きな形に激しいコースを作るので、実際に遊んでみると難しすぎて、ちょっと手直し。試しながら難易度を微調整しました。終わりごろ、完成したブザー音があちこちに鳴り響き、楽しく遊びました。
今回のイライラ棒は、似た仕組みの手作りおもちゃが小学3年の教科書にも紹介されていますが、自分たちだけで作るのは、とても難しいです。「電気の通り道が途切れている回路で、途切れた両端の金属が触れ合うと回路がつながってブザーが鳴る」という原理。作るのは少し大変でしたが、みなさん親子で力を合わせて楽しんでくれました。
これからも理科で学習することを生かした楽しい講座をたくさん計画中ですので、ぜひみなさん参加してください。余談ですが、今回のイライラ棒。大きな展示物が、科学センターの科学展示室にもあります。金属のコースが急にせまくなったり、磁石で強く引き付けられたり、様々なしかけがあって、大変人気なので、ぜひ体験してみてくださいね(*゚∀゚*)。