2023年8月5日土曜日

科学工作教室「リズムをきざめ コップスピーカー」


 7月30日(日)に科学工作教室「リズムをきざめ コップスピーカー」が開催されました。
今回の講座では、スピーカーから音が出る仕組みを理解するために、コイル、磁石、プラカップ紙箱などど一見音が出そうにはない、どこにでもありそうな物を使ってスピーカーを手作りすることに挑戦しました。

 まずは、イヤホンの先をハサミで切り落とします。せっかく音が聞こえるところを切り落とすなんて…(꒪ȏ꒪)エッ?。と、思いながら遠慮なくプツっと切ります。そこから出てきた2本のコードにワニ口クリップをハンダ付けして線をつなぎます。
 ハンダ付けには、初挑戦というお子さんがたくさんいたので、火傷にしっかり気をつけながら、みんな慎重に作業をしました。一度で、音が鳴るコードができた子は、大喜びです。鳴らなかった子は、あきらめないで再チャレンジでした(;·∀·)


 次の難関はコイルを巻くことです。小学5年生で電磁石を学習しますが、高学年のお子さんでもエナメル線がこんがらがって、なかなか苦労します。木片にねじくぎを打った巻取り台から丁寧に単一電池に巻いていき…完成!できたコイルとネオジム磁石を紙箱やプラカップに貼り付けると、音が聞こえてきます(。☉∆☉)ワァオ☆!!

 決して大きな音が出るスピーカーでは、ありませんが自分で作ったスピーカーから聞こえる音は格別。子どもたちも嬉しそうでした。o(*^▽^*)o

 今回の講座では、スピーカーから音が出る仕組みが、なんとコイルと磁石からできていて、電流を流すと磁石にコイルが振動して音が出ること、その音をプラカップや紙箱で大きくしていることなど、初めて知った子も多かったのではないかと思います。ハンダ付けやコイルづくりなど初めて体験する児童もいて、苦労している様子がありましたが、できるだけ自分の力で悪戦苦闘しながら頑張っていました。達成感が気持ちいいですね。

 このスピーカーは、コイルや磁石など、工夫次第でまだまだ改善できる科学研究にも発展するアイテムです。今日の参加者の中から、そんな研究をする子がいたら、うれしいですね。