月に一度、主に第4土曜日に開講しているわくわく実験室。3月23日は今年度最後の回でした。テーマは「にじ色スコープを作ろう」紙コップを除くと、虹が見える不思議で幻想的な科学工作を作りました。
まずは、虹ができる仕組みのお話です。みんながふだん見ている光には本当は色があって、いろいろな色が全部集まると、白い光になってぱっと明るく見えています。空が青いのも、夕焼けが赤いのも、集まる前のバラバラの光の色です。
光は色によって、何か当たった時の通り方やはね返り方がちがうので、水の粒や細かい溝のあるガラスなどに当たってはね返るときに、元々集まって白く見えていた光がそれぞれの色にわかれたものが「虹」に見えています。
まず、紙コップの底を黒くぬります。余計な光が入ってこないように、徹底的に黒くぬりつぶします。
次に、黒く塗ったところに、たくさん穴をあけて細い光だけが入ってくるようにします。手をケガしないように気を付けて、慎重に作業しました。最後に、横から光が入るのをふせぐための紙を入れた後、黒く塗った紙コップと、虹を見るために必要な分光シートを貼った紙コップを重ねて、テープでぐるぐる巻きにして、完成。
分光シートを貼った方から、天井の照明を見上げると、たくさんあいた穴からきらきらと虹が降り注ぎました。幻想的な光景に、みなさんうっとりする工作でした。職員が飾りつけしてよりかわいくなった虹色スコープがこちら。今回使った分光シートは100円ショップなどにも売っているので、みなさんぜひ作ってみてください。
大人も子どもも楽しめるわくわく実験室、今年度最終回は全回満席の、大盛況で幕を下ろしました。来年度も、たくさんのご利用よろしくお願いします。
★次回のわくわく工作室のご案内★
『 かざぐるま』
日程:4月13日(土) 13:00~15:00
場所:ライフパーク倉敷 実験実習室
無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。
混雑を避けるため、整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪