2023年11月30日木曜日

大人が学ぶサイエンス講座「日本茶の科学」

  今年も2回目となりました「大人が学ぶサイエンス講座」いつもの講座とはちょっと違う、より科学的な視点で生活の役に立つ大人向けの特別講座です。

今年のテーマは、

「日本茶の科学~煎茶・ほうじ茶と親しむ」

です。温度や水の種類、時間によって味が全然違うそうで、一生懸命調整してお茶を淹れます。最後の一滴が大切で、しっかり急須をふりました。お茶のいい匂い♪でもまだ我慢…。

そして、待ちに待ったティータイム!やっぱり美味しい!きちんと淹れたお茶だとこんなに違うのかと驚きでした。そして二杯目、三杯目も止まらない ^^) _旦~~

とてもなごやかな雰囲気でお茶を楽しみました。

 最後は、ほうじ茶パンナコッタのレシピを公開。ほうじ茶の葉を炒めると、部屋中にほうじ茶の香りが・・・! 

ふ~んわり、いい匂いで食べる前に香りだけで癒されました( *´艸`)

お茶あり、パンナコッタあり、和菓子あり、のとっても美味しい講座でした

2023年11月23日木曜日

親子科学教室「おいしい?楽しい!砂糖と食塩の科学」

10月29日(日)親子科学教室「おいしい?楽しい!砂糖と食塩の科学」が開催されました。

砂糖食塩は、誰もが知ってる、見た目がよく似た、味が違う白い固体の調味料ですよね。今回はこの砂糖と食塩を使い、溶かしたり、蒸発させたりして、2つの化学的な性質の違いを調べる実験や、べっこうあめを作って化学変化のおいしさと楽しさを味わいました!!

まずは、砂糖と食塩の種類や成分の勉強をして、いよいよ実験の始まりです。今回は5つの実験をしました。

1つ目「キュウリの浅漬け」作りから。調味料は①あじしお②こんぶだし③あわせだし④かつおだしの中から自分の好きなものを。はじめにコップの重さを量り、キュウリ入れた重さ・調味料を入れた重さ量っときます。混ぜ混ぜしてそのままアルミをしてそのまま放置。食品を漬けるのは食品の中の水分がなくなり、長期保存ができます。これは砂糖も塩も働きは同じ。どれくらいの水分が出てくるかな~一時間後が楽しみ!

2つ目 砂糖に熱を加えるとさまざまな形に変わる性質を使っての「べっこうあめ作り」。薄黄色のこども味から、だんだん濃い色おとなの味までいろんなのを試して、おいしくいただきました。わざと苦い味を作る人もいたりして( ^ω^)…

3つ目 カップの「4つの白い粉は何だろう?!クイズ」   手の感触や見た目で当てていきます。舐めるのはダメということで。これはほぼみんな正解。さすが!!正解は、砂糖・塩・小麦粉・かたくり粉」でした。


さあそろそろ「キュウリの浅漬け」を見てみよう。わくわくしながら開けるとたくさんの水が出てました。2・3回水で洗い食べる。あじしおの人は辛い~っと声が聞えてきましたが、あっという間に完食。

 4つ目「砂糖・塩を水に溶かしてどちらがよく溶けるかな?」100mlの水に小さじ5mlをいれてよ~く混ぜ混ぜ。砂糖は小さじ約3g、塩は小さじ約6g。粒がなくなったらどんどん入れて、何杯いくでしょう?!さて、みんなの結果は、砂糖10~14杯、塩5~6杯という結果に。砂糖がよく溶けることがわかりました。

 最後は「砂糖と塩の結晶の観察」をしてもらいました。用意した小さい粒から大きな結晶まで顕微鏡をのぞくと「うわ~きれい!」ととってもいい反応が、うれしい!

  

今回は親子講座ということもあり、終始和気あいあいとした、とても楽しい講座でした。最後、科学センターで丹精こめて作った力作の超大きいミョウバンの結晶を紹介。こどもたちの手のひらよりも大きい、その大きさにびっくりΣ(・ω・ノ)ノ!しながら終了となりました。



 

2023年11月16日木曜日

わくわく実験室「ペットボトルロケットを飛ばそう」

 今回のわくわく実験室は、「ペットボトルロケットを飛ばそう」

前回に引き続き、屋外のバス駐車場で行いました!

用意するものは、水とペットボトルと自転車用の空気入れ。

まずペットボトルに水を少し入れて、空気入れの先につけたゴム栓でフタします。発射台にペットボトルをセットしたら、空気入れを使って空気を入れていきます。

すると・・・ブシャーッ!!!Σ(・ω・ノ)ノ!

水が飛び出すとともにペットボトルが飛んでいきましたー!おお、勢いがスゴイ・・・。これはまさにロケット。空気に押された水がペットボトルから飛び出し、それが推進力となり、勢いよく飛んでいきました。

なかには10mくらい飛ばした人も!

遠くへ飛ばすためには、水の量がポイント。重すぎても軽すぎてもダメなようです。でも空気だけでは推進力がなく飛ばないとか・・・。また、ペットボトルの大きさや形によっても全然違うそうです。まさに科学。奥深くて面白いですね!

 みなさん楽しそうに、時には水に濡れながら飛ばしていました。子どもより大人のほうが、夢中になっていたかも?

とっても天気がよく、秋風が気持ちよいなかでの講座でした!

 

 ★次回のわくわく実験室のご案内★

 『浮いて沈んで 浮力で遊ぼう』
  日程:11月25日(土) 13:00~15:00 

  場所:ライフパーク倉敷 2階  実験実習室
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。
 

無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

   混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪

2023年10月22日日曜日

わくわく工作室「恐竜ストラップ」

 10月14日(土)わくわく工作室「恐竜ストラップ」を開講しました。鉛筆工場で出るおがくずで作られた「おがくず粘土」を使って、乾かすと木のようになる安全でエコなストラップを作りました。 最初に、工作の先生がひと通り作り方の説明をしました。説明通りうまく作れるか。いよいよスタートです。


まず、ストラップをくっつけるための粘土を少しちぎったあと、残りの粘土をよくねります。

「〝ねる〟ってなあに?」「こねるのと何が違うの?」

と、横で聞いていて思わず考え込むような会話を親子でしつつ、手のひらや工作マットを使って柔らかく、つやつやになるまでしっかりねった 粘土を、型に入れていきます。

 今回用意した型は、表題である恐竜のほかにパンダ・カブトムシ・クワガタムシ

の4つです。隙間ができないように、しっかり指で押し込んでいきます。そこに、向きに気を付けてストラップを取り付けて、牛乳パックに押し付けてゆっくり外すと…


綺麗に形が出てきました!まだ柔らかいので、このまま持ち帰り、おうちで1週間乾燥させると完成です。あとは、おうちに帰って恐竜ギリギリに切り取ったり、好きな色を塗ったりとお好きな加工を施したら、世界に一つだけのストラップの完成!


ただいま科学センターでは「ダイナソー・サバイバル」という恐竜の映画を上映中。その中で明かされる「恐竜は実は今も生きている」というお話、みなさんも、ぜひ見に来てくださいね。

 11月のわくわく工作室は、「青少年のための科学の祭典」というイベントのためお休みです。次回は12月 9日(土)、ビニール袋で「ぐにゃぐにゃだこ」。みなさま、大勢のご参加お待ちしています٩(ˊωˋ*)و



2023年10月7日土曜日

科学実験教室「ふわ・ぺた・どっかん!パウダーパワー」

10月1日(日)科学実験教室「ふわ・ぺた・どっかん!パウダーパワー」が開催されました。

皆さんは、「粉の力」と聞いて、火薬を爆発させたり、化学薬品を反応させたりするような、特別なものを使ったことを想像しましたか? 今回は、そんな特別な物でなく、どこでも手に入る「身近な粉」を使って様々な科学実験を行いました。


まずは、粉当てクイズ。 砂糖、小麦粉、洗剤など、主に調理や掃除に使う、名前の書いていない16種類の粉を見たりにおいをかいだりして、何の粉か推測しました。 とても難しく、準備した職員も含めて大人でも、一部は見分けがつきません💦 こどもたち、一番の正解者は12問。すごい!!


続いて、名前を当てた粉が水に溶けるか確かめる実験。砂糖、食塩、米粉、粉乳、片栗粉、小麦粉、そば粉、トウモロコシ粉の8つの中から、2種類を選んで行いました。お茶パックに粉を入れて、ビーカー内の水に浸けます。実験では、白いものが出てきて沈んでいったり、透明なもやもやが現れたりと、粉によっていろいろなことが起こりました。

 


時間の都合上、できなかった粉は、みんなでテーブルを行き来して、他の人が何を溶かしたのか興味津々で見ていました。  ちなみに、透明なもやもやは「シュリーレン現象」砂糖や食塩など水に溶ける粉が、水のような透明な液体に溶けたり混ざったりしたときに、その部分だけ一時的に濃さが変わって、もやもやと光が揺らいで見えます。

 

続いて、残りの8種類の水に溶ける粉、クエン酸重曹ビタミンCを使って実験しました。この粉のパウダーパワーは、うがい薬やBTB溶液の色を変える力がありました。とどめに不思議な粉、高分子吸水ポリマーを混ぜると、パウダーパワーで、みるみる固まっていきました✨

  

後半は、水に溶けない粉を使った実験。決まった量の水とコーンスターチを少しずつ混ぜ合わせると、液体のような固体のような不思議な物体、ダイラタンシー流体の完成! 真っ白な液を、ゆっくり押したり引いたりすると、手にドロドロまとわりついて液体みたい。しかし、液面を早くパンチしたり、手を入れて早く引き抜いたりすると、カチカチになって固体みたい。

そんなダイラタンシー流体の性質を利用して、握るとむにゅむにゅ、たたくとカッチカチのダイラタンシー風船を作りました。 風船を手作り装置にセットして、膨らませまず。子どもの息では、なかなか難しいので保護者に手伝ってもらって、しぼまないようにしてダイラタンシー流体を流し込んで完成。みなさんしばらく、握ったり力いっぱい床にたたきつけたりして、ダイラタンシー風船のふしぎを体験していました。残ったダイラタンシー流体は回収して、あとからのお楽しみに使うことに。

最後は、火を使った実験です。まずは手始めに、アルコールランプの使い方をしっかりレクチャーされた後、鉄や銅の粉をアルコールランプの炎にパラパラまいて、燃える様子の観察。花火のように弾けたり、色がついたり、ここでも粉によってパウダーパワーが違います。

続いて、色のついた炎が出る「炎色反応」の実験。先生が、炎色反応を起こす7種類の金属イオンの粉をアルコールを染み込ませた綿にまいて、火をつけていきます。みんなは何色になるか予想して、見学。カラフルな炎に、歓声が挙がりました。花火の原理もこれでバッチリです。(※写真はイメージ)最後に、麻ひもに金属の粉をまぶして、パチパチと燃える手作り線香花火を作って、みんなで夏の終わりを感じました。

そしていよいよフィナーレは、先生による粉の爆発実験。ひと工夫したコーンスターチを装置にセットし、思い切り息を吹き込むと… 

ブワッ!!Σ⊙▃⊙川 大成功‼

ちなみに「後からのお楽しみ」は、残ったダイラタンシーを集めて、水の上を走れるか挑戦でした。忍者のような体験に子どもたちも大喜び、保護者の方も撮影しまくりでした。

今回は、特別なものは何もつかわない、身近な粉のスーパーパワーを勉強しました。「粉の実験」で何を思い付くか、子どもたちに尋ねると「パン焼き」でした。確かに、小さく丸めたパンのタネが、焼くと2倍近い大きさになるのも、今日の実験とは別の「粉の力」が働いているようですね。参加されたみなさん、ありがとうございました。(。◕ ∀ ◕。)

2023年9月24日日曜日

わくわく実験室「シャボン玉まつり」

9月のわくわく実験室のテーマは「シャボン玉まつり」

子どもに大人気のシャボン玉。今回は、広々と楽しめるように場所を変えて、外のバス駐車場で開催しました!

台所洗剤、洗濯のり、水を1:5:6の割合で混ぜると、きれいなシャボン玉ができる科学センター特製シャボン液ができあがります(^^♪ 

丸以外にも、星、三角、ねこ!?まで…いろんな型を準備してみました。見た目もとてもかわいしくて、楽しそうですよね。

20分間ぞんぶんにシャボン玉をとばしてもらいました★大きい型をつかってのシャボン玉は難しいんですが、上手に飛ばしている方もいらっしゃって、びっくりΣ(・ω・ノ)ノ!しました。

いろんな型を準備しましたが、その中でもすごく簡単でたくさんのシャボン玉をつくれるのが、「うちわ」です!!うちわ全体をシャボン液につけて仰ぐと、カンタンに大量のシャボン玉ができあがります!


なかなかうちわを使ったシャボン玉は見たことがなかったようで、ワーッと歓声があがり、盛り上がりました♪♪
小さいお子さんでもできるので、とてもおすすめです(*^▽^*)
シャボン玉はおうちでもできると思いますので、ぜひ試してみてください。暑い中、ご参加いただきましてありがとうございました★


★次回のわくわく工作室のご案内★

 『 恐竜ストラップ(おがくず粘土)』
  日程:10月14日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 実験実習室
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪


2023年8月30日水曜日

わくわく実験室「顕微鏡で観察しよう」

8月のテーマは「顕微鏡で観察しよう!!」

 顕微鏡を使ってミジンコ花の花粉を観察してもらいました👀

 まずはミジンコ。当日の朝、先生が田んぼの水たまりから採集してきた、生きのいいミジンコをスポイドを使ってスライドガラス にのせて観察。元気よく走り回ったり、触角が動いてたりよーく見ることができました。あちこちで”見えた見えた”と声が聞こえてきて、みんなうれしそうのなが伝わってきました。カイミジンコ・タマミジンコを多く見ることができました。

 続いて花の花粉の観察。コスモス、ペチュニア、ポーチュラカ...など、7種類の花粉を観察です。セロハンテープでおしべの先の花粉を自分で取ってもらい、スライドガラスに貼って観察。


花粉をはっきりと見ることができ、とてもきれいでした。こちらも歓声が上がってました。みんなバタバタと忙しく次の花粉を観察。それぞれ違ういろんな形が見えて感激。(≧▽≦) あっという間に時間はすぎ、時間が足りないってことも!!顕微鏡に触れるといういい体験になったと思います。

今回は子どもはもちろん 大人の方も夢中になって、観察していただきました。

 

 ★次回のわくわく実験室のご案内★

 『シャボン玉まつり(外)』
  日程:9月23日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 バス専用駐車場
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

  ※ 雨天時 水中シャボン玉(室内)

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪