2021年12月17日金曜日

大人が学ぶサイエンス講座「スケルトンリーフで手作りハガキ」

  12月17日(木)に、大人が学ぶサイエンス講座「スケルトンリーフで手作りハガキ」が開催されました。この講座は、その名の通り大人の方を対象にした科学講座です。今回は、スケルトンリーフと呼ばれる葉脈標本の作製と、牛乳パックからとれる原料で紙すきをして作る手作りハガキに挑戦しました。

 まずは、葉脈標本です。本格的に作るには、かなり時間がかかるので、今回は各工程の紹介と体験を行いました。ヒイラギナンテンなどの葉脈がしっかりした葉をアルカリ溶液で煮込んで、柔らかくなった葉を歯ブラシでたたいて、葉脈だけにします。参加者のみなさん、根気強くトントンゴシゴシ葉を落としていき、少しずつ葉脈が出てきました。次は、漂白です。煮込んだ葉は黒くなるので、着色するために一度漂白します。みなさんには、事前に漂白した葉5枚に思い思いに色付けしていただきました。

 着色した葉が乾燥するのを待つ間に紙すきハガキを作りました。まずは、牛乳パックを中性洗剤で煮て、表面のナイロンをはがします。手で細かくちぎったら、ミキサーに2分ほどかけて、はがきの原料パルプの完成です。ハガキの型枠に流し込んでは、水を抜き、どんどんパルプを継ぎ足して、ハガキの元ができました。あとは、スケルトンリーフをきれいにデザインしてアイロンをかけると、出来上がりです。

 みなさん、事前に用意していた色とりどりのスケルトンリーフを存分にあしらって、素敵な手作りハガキが完成しました。時間の限り2枚、3枚と好みのデザインでハガキを作りました。さすがは、大人のみなさん。紙すきも、1枚目に比べてどんどん上達して、手際よく仕上げておられました。お土産に、色付きの手作りハガキ押し花、和風アイロンシートなどもお渡ししました。こちらも大好評で、押し花でまた違った風合いのオリジナルハガキが完成しました。

 参加されたみなさま、ありがとうございました。科学センターでは、このように大人の方を対象とした科学講座も、いくつか開催しています。次回のお知らせをしておきますので、興味をもたれた方は、ぜひお申し込みください。((´∀`*))お待ちしています。 

★次回、大人が学ぶサイエンス講座「ガラス細工でアーティスト」★

 2月23日(水祝)10:00~12:00 ※ お申し込みは、2/9締切りです。