2021年12月5日日曜日

親子科学教室「日本の伝統、和凧作りに挑戦」

 

 12月5日(日)に、親子科学教室「日本の伝統、和凧作りに挑戦」が開講されました。

 最近の子どもたちには、なかなか馴染みがないかもしれない和凧ですが、お正月の風物詩として長く日本の伝統として愛されてきました。そんな和凧作りを凧名人の方に教わりながら、親子で挑戦してもらいました。なんと、この和凧講座自体も、倉敷科学センターでは30年近く続く、伝統ある科学講座です。今年は「六角凧」を作りました。

 材料は、和紙、竹の骨、凧糸です。小さい学年のお子さんでも取り組めるように、名人がきちんと寸法をそろえて準備をしてくださいました。あとは、手順にそって組み立てていくだけです。まずは、和紙全体にイラストを描きます。自分のお気に入りのキャラクターや干支や門松などのお正月らしいものまで、みんな思い思いに楽しい絵を描きました。次に、竹の骨組みを1本ずつ印に合わせて、和紙に貼り付けていきます。縦に長い1本、横に上下に2本です。名人のお話では、この竹の骨の反り方によって、飛び具合が違うそうです。仕上げは、一番下に長い尾と、中央に凧糸をつければ完成です。上手な凧のあげ方を聞いたら、早速ライフパーク倉敷の広場へ飛ばしに行きました。さあ、みんなの凧は無事、空高く飛ぶことができるのでしょうか?!

 糸を伸ばして、親子で凧を構えたら、よーい、スタート!!最初は風も穏やかで、なかなか上手にあげることが難しそうでしたが、だんだん良い風が吹いてきて、子どもたちもコツをつかむと、グングン凧は空高く舞い上がっていきました。時折、風が止んで下がってくることもありましたが、風が吹いては、何度もダッシュして、どの凧も気持ちよさそうに風に乗って、冬空を高く舞っていました。

 工作だけでなく凧をあげるときも、しっかり親子で協力し合って、上手に凧あげができました。お子さんにとっても、おうちの方にとっても素敵な経験になっていたらうれしいですね。(o^―^o)ニコ もちろん来年度も伝統ある「和凧講座」開催します。来年度は「連凧」です。ぜひお楽しみに。