2022年11月30日水曜日

科学実験教室「ペーパーパワーで大実験」

 11月27日(日)科学実験教室が開催されました。今回は「ペーパーパワーで大実験」ということで、みなさん生活とは切り離せない「紙」の力を、いろいろ探っていくために、科学実験を進めていきました。

最初は、紙博士になろうクイズに挑戦しました!大きな紙図鑑にランダムに貼られた20種類の紙が何の紙なのかを当てるクイズです。身の回りには、いろいろな紙の種類があると知っていながら、いざ何の紙か尋ねられると、毎日目にするティッシュやトイレットペーパーもいつもとは違う姿に、不安そうに(꒪ȏ꒪)エッ? 回答していました。

 次は、1枚ずついろんな紙を使って実験していきます。「和紙」を顕微鏡で観察して表と裏を調べたり、「新聞紙」を広げて何回半分に折れるか挑戦したりしました。中でも、子どもたちががんばったのが、ペラペラの「コピー用紙」1枚で、ティッシュ箱を空中で支えるチャレンジです。いろんなアイデアがありましたが、写真のように角柱にしたり、円柱にしたり、ジャバラに折ったり…。すぐに折れ曲がる柔らかい紙でも、工夫次第で力強くなることを実感しました。
 後半は、普段は目にしない珍しい紙で実験しました。火にかけても燃えない「不燃壁紙」や紙でもお湯が沸かせる「紙鍋」などで、紙と炎の実験をしました。水に対しても、紙の反応は様々です。すぐに染み込む「ティッシュ」。水彩画の台紙となる「画用紙」。そして、本日の講座で一番人気の紙だったのが「水溶紙」でした。名前の通り、水につけると、一瞬で溶けて水に交じっていく紙の変化にみなさんビックリしていました。さらに、水溶紙に油性ペンで文字やイラストをかくと、インクの染み込んだ部分だけ水をはじいて溶けなくなり、かいたものだけが水に浮きました。「わぁ~(⊙ꇴ⊙)」と喜ぶ子供たち、とても楽しそうでした。
 最後に、紙ではとてもできそうにない3つのチャレンジに挑戦しました。その1つが、木材せつだんチャレンジです。ペラペラの紙で1cm四方の木材が切れるのか…実際に紙に触った子どもたちは、切れるわけないと半信半疑ですが、先生のディスクグラインダーを使った実験で見事にスパッと切り落とすことができました。真っ黒な断面と焦げたにおい…。なんと、紙と木材との摩擦熱で焼き切る実験に成功しました。

 みなさんも、ご参加お待ちしています(^▽^)o。初めての方も、なかなか当選しない方も、まだまだ科学講座は、来年3月までたくさん計画しています。気になる内容があれば、どしどしお申し込みください。よろしくお願いします✧٩(ˊωˋ*)و✧