◆鏡に映った文字や自分を見よう
まず、鏡文字を読む実験をしました。逆さに映った文字を読むのは意外と難しく感じた子どもたちがたくさんいたようです。左右が逆さ、上下が逆さになると読めなくなるものです。でも、慣れてくると、みなさんスラスラ読めるようになりました。今度は、文字を逆さに書く実験です。幼いころは自然と鏡文字になる子もいますが、簡単だった逆さ文字も大きくなると難しいようで、どの子もなかなか戸惑っている様子でした。正解を確かめるために、問題のモニターや自分で書いた字を鏡でうつしていました。ホッとしたり、変な字だなと困ったり、いろいろな表情が見られました。逆さに書くって難しいんですね。(;´∀`)
次に、鏡を使った不思議体験をしました。鏡に自分を映して、じゃんけんやほかの人からつついたり、つねったりしてもらいました。鏡に映った自分を見続けていると、不思議な感覚になることがあることを体験しました。つねってもいないのに痛かったり、皮膚が伸びたような感覚になったりする感覚を味わいました。 ◆鏡ってどんなものか調べよう そのあと、鏡の素材や仕組みについて調べました。ほとんどの鏡くは、透明なガラスでできていることや、ガラスの裏側に銀を張り付けて膜をつくっていること、ガラスがなかった昔は、平らな金属をつるつるにみがいて鏡にしていたこと、水面を鏡にして顔やすがたを見ていたことを知りました。また、平面鏡だけでなく、曲面鏡や球面鏡、2枚鏡や、4枚鏡の不思議さを体験しました。
◆鏡の性質を使って迷路を作ろう
後半は、鏡をつかった科学工作「迷っちゃう?鏡の中の迷路」をしました。牛乳パックとミラーシート、透明シート、ビー玉を使って鏡に映った迷路のビー玉で遊ぶおもちゃを作りました。ホットボンドが初めての子も多く、使い方に苦労していましたが、おうちの方の協力しながら、がんばって完成しました。みんな作って持って帰るときの嬉しそうな顔がとても印象的でした(⊙ꇴ⊙)。鏡の世界は、不思議がいっぱいであることを感じられたでしょうか。親子講座ということで、お父さんやお母さんと協力したり、お子さんよりもおうちの方ががんばったりする場面がありました。親子いっしょにで科学に興味を持ってもらえるとうれしいですね。そして、また科学講座にご参加ください。お待ちしています。