2024年7月1日月曜日

わくわく実験室「ドライアイスでクールに実験」

 毎月第4土曜に開催されるわくわく実験室。今回は、月22日「ドライアイスでクールに実験」というテーマで行われました。雨天のため来館者も多く、整理券はあっという間になくなってしまいました😱 名前は聞いたことがあるけど、実物を見た人は多くなく、実際に触ってことがある人はほとんどいない「ドライアイス」何するんだろう、わくわくが膨らみます。

 まず、ドライアイスの温度なんとマイナス79℃くらい😱水が氷になる温度が0℃なので、それよりもずっと冷たいんです🥶なので、手袋をして触らないとヤケドします(`Д´)ノという先生の注意に皆さん真剣に耳を傾けていました。


 続いては、ドライアイスの正体。みんなで実際に実験して確かめました。

①机の上に置きます。

少ししたら滑り出すドライアイス。

滑った後に水が残りません。

ふしぎですね。

 

 ②スプーンの上に載せます。

すぐにカタカタ音がして細かく震えています。 

まるで生きているみたいです。


 ここで種明かし。ドライアイスは、「二酸化炭素」を凍らせたもの部屋の温度でドライアイスが溶けて、どんどん二酸化炭素がふき出していたので、机の上をよく滑り、スプーンの上でカタカタ震えて音が出ていたようです。氷と違ってガスを凍らせた(「凝華」だそうです)物なので、滑っても液体が残らないのですね。

  ドライアイスは、溶けて二酸化炭素になるときに、700倍以上の大きさになります。この力を使って、昔懐かしいフィルムケースを使ったロケットを発射しました。フィルムケースにドライアイスのかけらを入れてしっかり蓋を閉じて、待ちます。発射のタイミングはドライアイスの溶け方次第。なかなか発射しないと、ざわざわし始めた瞬間、「ポン!Σ⊙▃⊙川と大きな音を立て、フィルムケースが天井に衝突。続いて、間を置かず2発目も発射。勢いがすごくて、カメラで撮影できませんでした。

 

 次は、ドライアイスを水の中に。入れた瞬間、水の中でドライアイスがぼこぼこと泡を出し、水面から白い煙が。ドライアイスで冷やされた空気中の水蒸気が、細かい水になって 煙のように流れたのですね。



 それに続き、青みがかった緑の色水にもドライアイスを入れました。先ほどのふつうの水と同じように泡と白い煙が出てきて、 しばらく見ていると、いつの間にか液がピンク色にΣ(・ω・ノ)ノ! みなさん「えーっ!」と、ふしぎそうに見ていました。 この液体は、紫キャベツを煮出したもの。紫キャベツは、アルカリ性だと、中性だと、酸性だとに色が変化します。今回は、元々アルカリ性に寄せて緑色になっていた紫キャベツ溶液に、ドライアイスの二酸化炭素を入れたことで、二酸化炭素が水に溶けて中性~酸性になったのですね。

 いよいよ最後の実験。水の入ったペットボトルにドライアイスを入れて、シャボン液でフタをして、シャボン玉を作ります。成功すると、シャボン玉が徐々に膨らんで…こんなに大きな、白いシャボン玉になりました💕割れると、白い煙がふわーっと机に広がり、幻想的な光景に皆さん大盛り上がり。

  

 ドライアイスは、最近なかなか手に入りませんが、もし手にする機会があったら、皆さんも、ぜひお家でいろんな実験にチャレンジしてみてくださいね✨

  

★次回のわくわく工作室のご案内★

  動く昆虫標本
  日程:7月13
日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 実験実習室
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪