7月21日(日)親子科学教室「めざせ!科学研究の達人」が開催されました。午前・午後2回に分けて、各12組で科学研究に興味あるご家族が参加されました。
今回の講座は、科学工作などのものづくり講座ではなく、夏の自由研究(科学研究)をするために、ぜひ大切にしてほしいことや頑張ってほしいことなど、取り組むコツが紹介されました。
参加者が3つのグループに分かれて、各チームがそれぞれ実際に1つのテーマで模擬研究しました。最後に、各グループで研究したことを整理し、文章にまとめて、発表会をしました。
【テーマの設定、目的、方法の計画、調査、結果、まとめ、考察、結論】といった一連の研究過程を体験することで、参加した子どもたちは、各チームの研究テーマに沿って、思い思いの計画を話し合ったり、計画を実践したり、結果を整理したり、それぞれが試行錯誤しながら、取り組んでいました。
どのグループも知らない子どもたち同士が互いに意見を出すなかで、研究を進めることを楽しみながら、すてきな交流ができました。
活動を通して、 自分ではまだよく知らないことが身の回りにたくさんあること、不思議な現象について自分なりに考え確かめようとすること、など、研究の大切さに気付くきっかけになるとうれしいですね。どのチームも最後は上手に、研究した謎について、調べた証拠を示しながら、役割分担して発表することができました。
「自由(科学)研究の仕方が分かった。とても良い経験になった。楽しかった。」
「子どもにとって意義のある研究にするため、環境を整えてあげることが大切。」
「家庭のかかわりは、きっかけづくりや出過ぎない支援・助言だと分かった。」
という子どもたちや保護者など、ありがたいご意見をたくさんいただきました。
今回は『科学研究に大切なことは?』をテーマに、せっかくの長い夏休みを生かして科学研究が楽しめるように、科学研究の体験講座を設けました。 本や動画をまねるのではなく、自分で研究をしていくことの楽しさを実感してもらえていたら最高ですね。 研究のスタートは、きっかけになる不思議体験です。「なんで…なの?、どうして…なるの?」が子どもたちから出てくるようになったら、子どもたちの研究が始まる合図です。自分なりに探究していく楽しい科学研究を進めてみてください。✧٩(ˊωˋ*)و✧