2024年8月3日土曜日

科学工作教室「モーターでブルぶるロデオ」

 7月28日(日)に、小学校高学年向けの科学工作教室、「モーターでブルぶるロデオ」を開講しました。

🐂「ロデオ」とは、大暴れする牛の背中に、片手だけで手綱を握って乗っていられる時間を競う競技。闘牛でスペイン発祥と思いがちですが、カウボーイ文化の本場、アメリカ発祥なのですね。

 今回は、そんなロデオを、ブラシモーターゴム栓などで作りました。

 

 なぜブルブル動くのかというと、ゴム栓を真ん中(重心)から外してモーターの軸にさしているために、高速回転するときに軸が左右に振られてぶれるときに、ぶるぶるした振動になるからです。

 ブラシの毛のおかげでブルブル震えながらいろんな方向へ動く様は、まさに「暴れ牛:ブル」ですね。そんなロデオマシンを作っていきました。




 まず、ブルの体と顔をきれいに切り取り、ブラシに合わせて折り目を付けます。曲線がたくさんあるので、きれいに切るのが、なかなか難しい(>_<) 一気に切る人、いろいろ向きを変えながら少しずつ切っていく人、カッターナイフも使う人。参加者の子どもたち、皆さんいろいろです。


 次に、動力となるモーターの回路作り「モーターと電池ボックスをつなぎます」

文字であらわすとカンタンそうな作業に聞こえますが、導線のビニルをはいだり、電池ボックスの金具に固定したり、はんだ付けしたり…と、結構やることが。


 導線のビニルをはぐ作業は、つめだと固すぎて痛くなるのでカッターナイフを使いました。力加減を間違えると導線ごと切ってしまうので、慎重に集中しながらみなさんがんばりました✨

 線をつなぐ場所をまちがえたら上手く動かないので、一つ一つしっかり確認しながら丁寧に。電池ボックスをブラシの位置に気を付けながら固定し、スイッチを入れて動いたところで一安心。

 

 ここで最難関、はんだ付け。 はんだごての持ち方、はんだ付けのやり方、場所の説明を聞いて、いざトライ。ハンダが少な過ぎたら電気が通らず動かない。多すぎて隣の金属とくっついても動かない。はんだごてを長く当てすぎるとボックスが溶ける。加減が難しいですが、ヤケドに気を付けて、真剣にがんばりました✨ 

 

 はんだ付けが終わったらラストスパート。ポイントとなる、ゴム栓をモーターの軸に突きさし、微調整。きちんと回転するようにブラシにぶつかってしまう部分を切ったり、好みの動き方をするように、さす位置を変えたり…おとなしい牛さんが好きなら、小さく切って真ん中に。暴れ牛が好きなら、大きめに残して、思い切って端に。みなさん自分ごのみの「ブル」ができました✨

 

 あとは、切り取ったカウボーイを組み立てて、ブルとカウボーイをブラシにセットしたら完成✨ 個性的なブルたちが大集結しました。

 モーターを変えたら? ブラシの毛を切ったら? 飾りをブル以外のものにしたら? といろいろ思考をめぐらせている人もいました。講座自体が終わってからも、様々なブルブルが誕生しそうな予感がしました。みなさんも、自分で新たに選んだブラシモーターゴム栓と、お好みの絵写真を使って、オリジナルブルブルを作ってみてくださいね(^_^)b