2024年11月3日日曜日

科学実験教室「ドキドキびっくり化学実験」

10/27(日)科学実験教室「ドキドキびっくり化学実験」を開催しました。今回は化学の力を使って、電気を発生させる実験、熱を発生させる実験をしました。何かと何かを混ぜると、不思議なことが起こるいろいろな実験に挑戦です!


最初に乾電池を使って電子メロディーを鳴らしました。日常的に使っている乾電池なのでもちろん鳴らせることができますよね。上手に回路がつなげるか、小学3年生の子は、まだ学校でも習っていないので、同じテーブルのみんなで協力して取り組みました。

それでは、乾電池を使わないと、どうなるでしょう? 
いろいろな液体 を使って電気を生み出す装置をつくって実験をしていきます。カップの端と端にそれぞれ銅板亜鉛版をつけ、その中に液を入れて導線でLEDや電子メロディーにつなげていきます。1つのカップに液を入れてつないだだけでは電気が足りないので3つのカップを液でつないで直列つなぎにします。これでより大きな電流を流すことができます。
 
今回はすっぱい飲み物や塩分の入った物など、8種類の液体を用意して班で協力して実験してもらいました。結果は写真の通りです。どの液体も電気を通すことができました。『いつも飲んでいる飲み物が電池になるなんて(;´・ω・)!』と、みなさんとても不思議そうでした。
この液は電解液といって電気の通り道の役割をしてくれています。
 
 
今度は、果物やチーズ・たくわんなど、いろいろな食べ物を使って実験します。写真にある通り、どの食べ物も電池のかわりになることが分かりました!『この食べ物でも鳴るんだ!』と、またまたびっくりしました\(◎o◎)/!
これらも食べ物に含まれる成分が電池の役割をしてくれています。
他にも、調べてみると、まだまだ電池の代わりになる食べ物や飲み物がありそうです。夏休みの自由研究などで、調べてみるのもおもしろいかもしれませんね。


実験に使った食べ物や飲み物は、金属が溶け出しているのでくれぐれも食べたり、飲んだりしないでくださいね。


次は、化学の力を使って熱を発生させます。まずはカイロ作りです!材料は活性炭、鉄粉、食塩水です。カイロは鉄がさびる・酸化するときに起こる化学反応を使っています。すべての材料をポリ袋に入れて空気を含ませながら、外側から優しくもむとだんだんと温かくなってきました。だんだんと変化する温度にみなさん楽しそうにもんでいました(≧▽≦)


最後は、生石灰(酸化カルシウム)と水を混ぜる実験です。
生石灰は、味付けのりのふくろの中に入っている乾燥剤で水を加えると発熱します。駅弁や日本酒などには、これらを使って温める仕組みが利用されている物もあります。

今回は、水と生石灰を混ぜたビーカーを熱源として、水が入ったビーカーに浮かべて、お湯を沸かすべく温度を測っていきます。生石灰に水を入れると発熱しだして、モクモクと湯気がでてきました!温度計の温度が上がっていく様子にみなさんくぎづけ!最初は20℃だった水道水が、それぞれの班で温度を聞くと最高で50℃を超えて、すごく熱くなっていましたΣ(・ω・ノ)ノ!

反応中の生石灰はすごく高温になるので、実験されるときは、やけど等に十分にお気を付けください。
 
今回は、いろいろな化学の力を使ってドキドキびっくりする実験に挑戦しました!みなさん、班で協力しながら楽しく実験ができました♪これから寒くなって使うカイロの仕組みも知ることができてうれしそうでした(^^)他にも、日常生活で日々使われている化学のヒミツに少しでも興味を持ってくれたらうれしいです!
参加、お申し込みしてくださったみなさんありがとうございました。
 
 
 
 
 

2024年10月31日木曜日

わくわく実験室「ふりこで遊ぼう」


10月のわくわく実験室
「ふりこで遊ぼう」

ふりこは、長い糸や棒の先におもりをつけてユラユラゆらしたもので、決まったリズムで行ったり来たりするので、昔は時計としても利用されていたんだよと、先生のお話・実験からスタートです。

ふりこのゆれる時間:リズムは、何によって変わるでしょうか?おもりの重さ?糸の長さ?で短いもの、長いもの、長さは同じでも重さがちがうものと、天井からつった3本のふりこを用意してました。ふりこは、重さが違ってもひもの長さが同じであれば、往復にかかる時間は同じ、ひもの短い長いに時間がかわることを見て学んでもらいました。

 


その後は実際に体験してもらいました。今回用意したのは「しょうとつふりこ」「ねんりんふりこ」「なかよしふりこ」の3つです。「ねんりんふりこ」では自分のねんじた(^^♪ふりこを一つ動かすのに、みんな頑張ってくれてました。「なかよしふりこ」はいくつかのふりこを並べて、一つ振ると他のふりこまで動きだすというもの。ブランコもその一つですね。3つそれぞれの動きがあって、どのふりこも楽しんでくれてました。

最後は身近な物で簡単にできる「ふりこ」作りです。できあがったふりこの絵を上にしたのと下にしたのでは、どっちが速いかな?と試してもらい、メトロノームの原理ですねと。最後まで楽しい実験でした。
                
ふしぎなふりこの動きは、ずっとあきることなく見ることができました(≧▽≦)

 

今回の実験は大人の方も十分に楽しんでいただけたのではと思います。ご参加のみなさん、ありがとうございました。

  

 ★次回のわくわく実験室のご案内★

  キラキラ小玉を作ろう

  日程:11月23日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 2F 実験実習室
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪





 


2024年10月22日火曜日

星座じゆうちょう ピカ☆イチ作品(R6.10.20)

 

倉敷科学センター展示室2階にある、星座じゆうちょうのコーナー。

たくさんのご応募の中から、ピカ☆イチに選ばれた作品をご紹介します。自分だけの星座をえがいていただきました♪


作品名:おつきみ座 作:のあ
  

【スタッフからのコメント】
 星をつないで月をつくるというアイデアがピカイチ!うさぎの目も星になっていてかわいいです。この月は半分よりも少し細いので、おそらく月齢7くらいですね。三日月や満月をつくることもできそう!これなら、月が出ていない夜でもさみしくありませんね。

日本では、月の模様をうさぎの餅つきに例えますが、ヨーロッパではカニ、アラビアではライオンなどがあり、国や地域によっていろいろな例え方があります。カニやライオンも描いたらとてもにぎやかな空になりそう!

あえて月のない夜に、空に描いてお月見をしてみてはいかがでしょうか?

   素敵な作品をありがとうございました☆

※誠に勝手ながら、作品の内容が科学館として不適切だと思われるものの掲載は控えさせていただいております。ご了承ください。


2024年10月16日水曜日

わくわく工作室「恐竜ストラップ」

10月のわくわく工作室は「恐竜ストラップ」

 映画・夏休みの企画展などで、科学センターではお馴染みの恐竜。工作でも登場です。わくわく工作室の工作内容は毎年少しずつ変わりますが、この「恐竜ストラップ」は人気のため、去年に引き続き登場です!!

 やわらかくねったおがくず粘土を型に入れ、ストラップを付ければ完成という簡単な工作。まずは、粘土をこねる作業から。つるつるになるまでこねこねとするのはみんな楽しそうでした。上手に作業していたのが伝わってきました。

 

 型に粘土を押し込みストラップを付けます。型から外すのはそーっと取らないとくずれるので緊張の瞬間💓ドキドキしながら挑戦です。どの工程も小さい子でも一人で作ることができました。型にはくっつかないようにベビーオイルを少し塗っておくのが成功するポイントです。後は一週間くらい乾かして完成です。色を塗ったりと自分だけのストラップの出来上がりです。\(^_^)/

 

 型は「恐竜」の他にも「クワガタ」「カブトムシ」「パンダ」を用意してあり、みんな好きな型を選んでもらいました。が、なんと「恐竜ストラップ」なのに意外と他の型が大人気..アレレ...恐竜がんばれ!!と思いながら無事終了となりました。

 出来上がったストラップを見せてくれる子がたくさんいてうれしかったです。大事そうに持って帰ってくれてました(≧▽≦)

 今年の整理券も完売となりました、たくさんの方に参加してもらいありがとうございました。 



★次回のわくわく実験室のご案内★

  ふりこで遊ぼう

  日程:10月26日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 2F 実験実習室
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪




 

 


2024年10月6日日曜日

科学実験教室「寒剤バンザイ アイスのひみつ」

9/29(日「寒剤バンザイ アイスのひみつ」が開催されました。わくわくが伝わる講座名の勉強からスタートです。

まずは「アイスのひみつ」。みんなでアイスの材料は何だろう?!牛乳.卵.砂糖……と考えてから、3種類のアイスを顕微鏡で観察しました。スーパーカップ・ガリガリ君・氷のかたまり。「アイス」にも固まるものによって仲間わけがあるようです。この夏たくさん食べたであろうアイスを顕微鏡で見ることなんてないので、じっくり観察👀。

次は「寒剤」ってなんだろう?普段あまり使わない言葉ですよね。「寒剤」とは、混ぜると低い温度になる2種類の以上の物質の組み合わせのことで「混ぜると急に冷たくなる2つの物瞬間冷却剤に含まれたりと私たちの身近に使われている物もたくさんあります。

 

さあいよいよ寒剤の実験です。2つの物を混ぜるとどんなことがおこるかな?

氷+食塩では、温度計使って氷水の温度の変化を調べながら、ガラスシャーレに薄く水を張って一気に冷やしました。水が食塩の力で一瞬で氷に大変身(◎o◎)!シャーレの中で、過冷却という現象が起こり、鳥の羽のように氷が広がっていく様子がとてもキレイでした。じっと待つのが苦手な子は、なかなかうまくいきませんでした。

他にもドライアイス+アルコールを混ぜました。ドライアイスは-78℃です。アルコールもかなり冷たく冷えています。ぬれたティッシュ・花(コスモス)・ミニ風船をつけてもらいました。パリパリ凍るまでにはいかなかった部分もありましたが、こんな経験ないですね。なんでもやってみることが大事、実験の楽しみ!!

 

最後は、みんなお待ちかねの「バニラアイス作り」です。まずは、ボトルに材料(牛乳・生クリーム・砂糖など)をいれていきます。ここでも少しだけ科学の力。大気圧の力を使って、炭酸用ペットボトルで卵黄だけを吸い取ってアイスの材料に混ぜました。いきなり過ぎて、卵黄が割れる子が…(;'∀')なんとか無事、アイスの素が完成しました。

あとは食塩をかけた氷水につけて、アイスの素を均等に冷やせるようにミニボトルをひたすら回します。食塩と氷を5分おきに追加しながら、かじかむ指先で頑張って約15分で完成です。なぜか固まらないアイスがあったり、それぞれ時間に違いはありましたが、みなさんオリジナルのおいしいアイスの出来上がり\(^_^)/

出来上がったアイスをおいしく食べて終わりとなりました。自分でアイスが作れるなんてとってもうれしいですよね。味も一段と美味しかったはず。

科学の力ってすごい!!最初から最後まで、楽しい実験で2時間もあっという間すぎていきました。

参加者のみんなも楽しく実験をしてくくれているのが見えて、うれしかったです。(≧ω≦)ご参加のみなさん、ありがとうございました。








2024年10月1日火曜日

わくわく実験室「シャボン玉まつり」

毎月第4週に開催しているわくわく実験室。9月のテーマは「シャボン玉まつり」

 

子どもたちに大人気のシャボン玉。今回は広々と楽しめるように、外のバス駐車場に場所を変えて開催しました!

台所洗剤、洗濯のり、水を1:5:7の割合で混ぜると、きれいにシャボン玉を作ることができる科学センター特製シャボン液ができあがります(^^♪ 台所洗剤は「界面活性剤」という泡立つ成分がたくさん入った物を選ぶと、かなり大きいシャボン玉ができるので、おススメです。


シャボン玉を作るための型は、定番のマル以外にも、星、三角、ねこ!?まで…いろんな形のものを準備してみました。見た目もとてもかわいしくて、楽しそうですよね。さあ、どんな形のシャボン玉ができるのでしょう(≧ω≦)


20分間ぞんぶんにシャボン玉をとばしてもらいました★大きい型をつかってのシャボン玉は難しいんですが、上手に飛ばしている方もいらっしゃって、びっくりΣ(・ω・ノ)ノ!しました。


いろんな型を準備しましたが、その中でもすごく簡単でたくさんのシャボン玉をつくれるのが、「うちわのほね」です‼うちわ全体をシャボン液につけて仰ぐと、カンタンに大量のシャボン玉ができあがります!


なかなかうちわを使ったシャボン玉は見たことがなかったようで、ワーッと歓声があがり、盛り上がりました♪♪

小さいお子さんでもカンタンにできるので、かなりおすすめです(*^▽^*)



シャボン玉は、他の実験に比べて、おうちでもやりやすいと思うので、ぜひ試してみてください。先生によると、特製シャボン液に砂糖やグリセリンを混ぜると、もっと割れにくいシャボン玉を作ることができるとか……(;゚д゚)ゴクリ…

ただし、液にアリが寄ってくるかもしれないので、実際にやるかどうかは、家の人とよく相談して、自己責任でチャレンジしてみてくださいねm(_ _)m

 


★次回のわくわく工作室のご案内★

 『 恐竜ストラップ(おがくず粘土)
  日程:10月12日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 実験実習室
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

小さなお子様が口に入れても大丈夫な、おがくずでできた粘土をこねこね。恐竜、カブトムシなど、好きな型に入れて、オリジナルのストラップを作りましょう。

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪



2024年9月27日金曜日

わくわく工作室「バランストンボ」

 9月中旬でも、まだまだ残暑が厳しい状況ですが、朝夕は少し涼しくなり、トンボを見かけるようになりました。今回はそんな今の季節柄にピッタリの工作です。9月14日(土)わくわく工作室「バランストンボ」を作りました。

 このバランストンボの不思議なところは、だれでも一目見ると、見つけることができます。それは、口先の1点でトンボのからだ全体を支えて立つところです。

 子どもたちは「なんで口先だけでからだが支えられるの(꒪ȏ꒪)エッ?とみなさん、質問してくれます。みなさんは「やじろべえ」って知っていますか?かかしのような頭に1本足がすっと伸びて、左右の手でバランスをとって立ち、グラグラしても倒れないおもちゃです。これからどんぐりとか木の実を使ってやじろべえを作ってみるといいかもしれませんね。

 なんで口先だけで落ちないのか、とても不思議ですが、ヒミツはバランストンボの4枚の羽根と長い腹にあるようです。このバランストンボは、左右のバランスだけでなく前後のバランスをとってトンボが箸の先にとまっているかのように見えるおもちゃです。左右に大きく開いたトンボの羽で左右のバランスを保ち、長くそり上がったトンボの腹で前後のバランスをとります。

 参加した子どもたちは、落ちないバランスのヒミツを教わっても、まだまだ不思議そうでした。今回は作るトンボの色を自分で選んでもらいましたが、ピンク色のトンボが人気でした。短い時間で作るために、あらかじめ部品は切って渡しましたが、目のデザインだけはお好みで選べるようになっていました。少し細かい作業だったので小さい子には、少し難しかったかもしれませんがが、おうちの方に手伝ってもらいながら上手に作ることができました。自分で作ったトンボが、見本と同じように上手に立つのを見ると、とてもうれしそうな顔でした(*´╰╯`๓)♬。

★次回のわくわく実験室のご案内★

  シャボン玉まつり 』

  日程:9月28日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 バス駐車場
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪







2024年9月20日金曜日

科学チャレンジ教室「エネルギーって何?」

 9月15日(日)科学チャレンジ教室「エネルギーって何?」を開催しました。

 今回の講座は、いろいろな施設で科学講座を実施されている科学わくわくクラブのみなさんをお招きして、専門的かつ興味深いお話をうかがいました。講座の内容は、科学では王道テーマの「エネルギー」です。


 まずは、日常生活の様々なエネルギーのお話
 ①朝起きてご飯を食べる →②自転車をこいで山に登る →③自転車に乗ったまま頂上からふもとまで下りる →④夜、ライトを点灯しながら帰る。
 その日常生活の一例の中で生まれるエネルギー、消費されるエネルギーについて考え、化学・位置・運動・熱・電気など、様々なエネルギーの紹介がありました。


 次に『力学的エネルギー』保存の話。
 ジェットコースターを例にして『位置エネルギー』や『運動エネルギー』などのエネルギーの変換について、映像やスライドで基本的な考えを学びました。
 その後、休憩時間を使って、パチンコ玉のレール転がしをしました。位置エネルギーを大きくするためにコースを持ち上げて傾けると、運動エネルギーに変わってパチンコ玉が転がりだします。
 子どもたちは、コース内の垂直ループ部分を超えようと、何度もチャレンジしたり、お隣同士話し合ったりして、試行錯誤を重ねて、どんどん仲良くなりました。中には5つの連続ループをクリアした強者もΣ(・ω・ノ)ノ!ビックリ

 そして『電気・磁気エネルギー』の話。
 「人間は何でできている?」という話からマトリョーシカも登場。中から次々と小さい人形が出るにしたがって、人間→細胞→分子→原子→素粒子と、どんどん小さくなっていきました。電磁気のエネルギーは、原子を構成する素粒子によって変わることが分かりました。

 この素粒子は、宇宙の始まりビッグ・バンによる『核エネルギー』によってつくられたそうで、人体の細胞から、宇宙創造にいたる壮大なお話でした。
 時折クイズも交えて、ミクロからマクロまで続くお話に、子どもだけでなく付き添いの保護者も引き込まれ、身を乗り出して、たくさんノートをとる子も。ヽ(゚∀。)ノスゴイ‼
  
  
 他にも「ニュートンのゆりかご」や水飲み鳥」を使った「なぜ」そうなるのかという、科学的な仕組みの話に子どもたち興味津々でした。最後には、惑星の重力を利用したスイングバイの話へ。いろいろな種類がある壮大なエネルギーのお話でした。
 
 

 みんなの生活になくてはならない「エネルギー」。今日のお話で、今までボーっと見逃したり、聞き流していたエネルギーのいろいろなことをたくさん知ることができました。

 科学わくわくクラブのみなさんの科学講座は、他にも専門的で貴重なお話や体験にふれることができます。来年度も計画しますので、『ちょっと難しいけど専門的な科学の話』に興味がある子どもたちは、ぜひ参加してみてください。お待ちしています(*'▽')

 なお、今回の講座で講師をされた「科学わくわくクラブ」のホームページご紹介しますので、興味のある方は こちら からご覧ください。

2024年8月29日木曜日

わくわく実験室「水の力でアサガオの花をえがこう」

8月のわくわく実験室のテーマは「アサガオの花をえがこう」です。


アサガオ
は小学1年生で育てますよね。
今回はコーヒーフィルター、にじむペン、水をつかって、アサガオの花のような模様を作って、家の中でもアサガオを楽しもう!という実験です。

コーヒーフィルターを丸く切って、さらに中心に鉛筆でうすく円を描きます。好きな色で円をなぞります。ペットボトルキャップに8分目ぐらい水をいれて、その上にコーヒーフィルターを置いてみると…

がにじんで、じわじわと色が広がってきます!!!

 ペンの色の組み合わせ、書き方によって全く違う模様、色合いがでてくるのが本当におもしろいんです!!

いろんな色を使いたくなりますが、一度に使うのは2色がおすすめ。とくに青・緑 だととても綺麗なアサガオが描けます☆

みなさん、バリエーションに富んだ、素敵なアサガオを作っていました(*^▽^*)コーヒーフィルターを4枚お渡ししましたが、まだ作りたい!と追加でたくさん作っている子も!時間がたりないくらいでしたね。やり方も簡単で視覚的に楽しめて、わかりやすい!!何枚でもつくりたくなります♪ 夏休みも終わりに近づいていますが、整理券もすべてなくなり、たくさんの方に来ていただきました☆

次回のわくわく実験室は、みんな大好き!「シャボン玉まつり」を予定しています(*^▽^*)来月もご参加、お待ちしております!!


★次回のわくわく実験室のご案内★

  シャボン玉まつり 』

  日程:9月28日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 バス駐車場
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪


2024年8月8日木曜日

8/3(土) 夏休みわくわく実験・工作スペシャル

 8月3日(土)

夏休みわくわく実験・工作スペシャル

10:00~12:00、13:30~15:30で

2部に分け、実験実習室(わくわく実験

研修室(わくわく工作)で行われました。

 

わくわく実験室

 今回は「風船スライム」にちょうせんです。まずは、特別な洗濯のりとスライムづくりの薬品をまぜてスライムを作ります。上手にスライムができたら、ストローの先に手にのせたスライムを集めて、ストローで息を吹き込み、スライムを風船のように膨らませたら完成です。2つの液体を上手に測って、しっかり混ぜます。普段はネチャネチャ楽しむスライムですが、今日は楽しく膨らませることができました。上手な子は手のひらを大きく超えて、顔の大きさぐらいΣ(・ω・ノ)ノ!

 

わくわく工作室

 今回は「吹き出しカメレオン」を作りました。ストローにはりつけたカメレオンのイラストから細いひもが飛び出しています。ストローに息を吹き込むことで、そのひもがカメレオンの舌のように、びろびろビヨーンと伸びるという吹き出しおもちゃです。ストローに穴をあけたり、糸の端をボンドで止めたりするのは、少し大変でしたが、おうちの人に助けてももらって、みんな上手に完成しました。

   
 
 
 夏休みのスペシャルイベントということで、実験・工作とも大盛況で午前・午後とも整理券は早々に全て配布完了という状況でした。どの回も、子ども連れのご家族でにぎわいました。

 無料の公開教室は、わくわく工作室(第2土曜)わくわく実験室(第4土曜)として定期的に開催しておりますので、通常の回にもぜひご来場ください。お待ちしています。( ๑´•ω•)۶”

 




わくわく実験室「ダンゴムシの迷路」

 7月27日(土)にわくわく実験室「ダンゴムシの迷路」が開催されました。この日は12時頃からたくさんの家族が整理券を求めてお待ちいただき、約10分ですべての券がなくなるといった大変な状況でした。子どもにとって、ダンゴムシは小さくて、シャリシャリ歩いたり、さわると丸まったりする、身近でかわいい人気のあるムシなんですね。


 今回は、ダンゴムシの観察はもちろんのこと、ワラジムシキアゲハの幼虫などの観察もしました。そもそも「昆虫」とは、からだが「頭・胸・腹」の3つに分かれて、足6本が胸についている生き物を指します。…ということは、ダンゴムシが昆虫でない(;゚Д゚)! ことに気が付き、ダンゴムシとワラジムシの違いなども解説をきいて、実際に顕微鏡で観察しました。


  続いて、昆虫であるアカスジカメムシコスナゴミムシダマシも顕微鏡で観察しました。もう一つは、キアゲハの幼虫です。こちらも昆虫ですが、幼虫なのでからだのつくりが成虫とは違います。はじめは「かわいい(・∀・)!!」と言っていた子どもたちも、顕微鏡で拡大した姿を見ると、大きさや形状に「ビックリΣ( ̄□ ̄川)」でした。虫が苦手なお子さんもダンゴムシや昆虫を観察したり、さわったりする中で、扱い方を知る良い経験になったようです。身近な昆虫やムシなどの飼育を通して、昆虫への愛着や適切な扱い方を学んでほしいですね。



 最後に、ダンゴムシを迷路に入れて観察しました。不思議なことにダンゴムシは習性として、カベにあたると右や左に交互に向きを変えて、上手に迷路を進んでいきました。ダンゴムシの可愛さと、賢さを実感していたようです。何回もダンゴムシを迷路に置いて熱心に動きを確かめていました。ときには、カベによじ登ったり、迷路から脱走するダンゴムシも…(;'∀')

 長い夏休みに段ボールでダンゴムシ迷路を作って楽しんでみてはいかがでしょうか。

★次回のわくわく実験室のご案内★

  『 水の力でアサガオの花をえがこう 』

  日程:8月24日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 実験実習室
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

 紙に描いた色とりどりの模様を水でにじませ、きれいなアサガオの花を作ります。お楽しみに !!

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪






2024年8月3日土曜日

科学工作教室「モーターでブルぶるロデオ」

 7月28日(日)に、小学校高学年向けの科学工作教室、「モーターでブルぶるロデオ」を開講しました。

🐂「ロデオ」とは、大暴れする牛の背中に、片手だけで手綱を握って乗っていられる時間を競う競技。闘牛でスペイン発祥と思いがちですが、カウボーイ文化の本場、アメリカ発祥なのですね。

 今回は、そんなロデオを、ブラシモーターゴム栓などで作りました。

 

 なぜブルブル動くのかというと、ゴム栓を真ん中(重心)から外してモーターの軸にさしているために、高速回転するときに軸が左右に振られてぶれるときに、ぶるぶるした振動になるからです。

 ブラシの毛のおかげでブルブル震えながらいろんな方向へ動く様は、まさに「暴れ牛:ブル」ですね。そんなロデオマシンを作っていきました。




 まず、ブルの体と顔をきれいに切り取り、ブラシに合わせて折り目を付けます。曲線がたくさんあるので、きれいに切るのが、なかなか難しい(>_<) 一気に切る人、いろいろ向きを変えながら少しずつ切っていく人、カッターナイフも使う人。参加者の子どもたち、皆さんいろいろです。


 次に、動力となるモーターの回路作り「モーターと電池ボックスをつなぎます」

文字であらわすとカンタンそうな作業に聞こえますが、導線のビニルをはいだり、電池ボックスの金具に固定したり、はんだ付けしたり…と、結構やることが。


 導線のビニルをはぐ作業は、つめだと固すぎて痛くなるのでカッターナイフを使いました。力加減を間違えると導線ごと切ってしまうので、慎重に集中しながらみなさんがんばりました✨

 線をつなぐ場所をまちがえたら上手く動かないので、一つ一つしっかり確認しながら丁寧に。電池ボックスをブラシの位置に気を付けながら固定し、スイッチを入れて動いたところで一安心。

 

 ここで最難関、はんだ付け。 はんだごての持ち方、はんだ付けのやり方、場所の説明を聞いて、いざトライ。ハンダが少な過ぎたら電気が通らず動かない。多すぎて隣の金属とくっついても動かない。はんだごてを長く当てすぎるとボックスが溶ける。加減が難しいですが、ヤケドに気を付けて、真剣にがんばりました✨ 

 

 はんだ付けが終わったらラストスパート。ポイントとなる、ゴム栓をモーターの軸に突きさし、微調整。きちんと回転するようにブラシにぶつかってしまう部分を切ったり、好みの動き方をするように、さす位置を変えたり…おとなしい牛さんが好きなら、小さく切って真ん中に。暴れ牛が好きなら、大きめに残して、思い切って端に。みなさん自分ごのみの「ブル」ができました✨

 

 あとは、切り取ったカウボーイを組み立てて、ブルとカウボーイをブラシにセットしたら完成✨ 個性的なブルたちが大集結しました。

 モーターを変えたら? ブラシの毛を切ったら? 飾りをブル以外のものにしたら? といろいろ思考をめぐらせている人もいました。講座自体が終わってからも、様々なブルブルが誕生しそうな予感がしました。みなさんも、自分で新たに選んだブラシモーターゴム栓と、お好みの絵写真を使って、オリジナルブルブルを作ってみてくださいね(^_^)b