2024年2月29日木曜日

星座じゆうちょう ピカ☆イチ作品(R5.8.23)

倉敷科学センター展示室2階にある、星座じゆうちょうのコーナー。

たくさんのご応募の中から、ピカ☆イチに選ばれた作品をご紹介します。自分だけの星座をえがいていただきました♪ 

作品名:にっこり座  作:メガネ


 【スタッフからのコメント】
 思わずにっこりしました!かわいい笑顔を発見。みつけたらみんな笑顔になる幸せな星座ですね。じっさいにあったらいいなぁ!星をもっとたくさんつないで顔をいっぱい描いたら、いろんな表情ができそう。まるで夜空でおしゃべりしているみたいです。

実は国際天文学連合では、星座の数や星座の間の境界線が決められているだけ。星のつなぎ方や絵に正式なものはありません。自分で星をつないで楽しむことは自由です。

昔の人が星で遊んだように、想像を巡らせ自分だけの特別な星座を作ってみてはいかがでしょうか。

   素敵な作品をありがとうございました☆

※誠に勝手ながら、作品の内容が科学館として不適切だと思われるものの掲載は控えさせていただいております。ご了承ください。

2024年2月24日土曜日

大人が学ぶサイエンス講座「ガラス細工でおしゃれアクセサリー」

  2月22日(木)大人が学ぶサイエンス講座「ガラス細工でおしゃれアクセサリー」がありました。ガラス細工の講座は、例年科学センターで催されている講座で毎年たくさんのお申し込みをいただきます。今年は「おしゃれアクセサリー」と題して、例年行う「とんぼ玉」に加えて、比較的かんたんに短い時間できれいに仕上がる「クラックビー玉」を使った飾りにも挑戦しました。

 まずは「とんぼ玉」。ガラスは、高温に熱すると、カチカチの固体からドロドロの液体に変化します。しっかり加熱することで、まるでチョコレートみたいにドロッと溶けてきます。それを上手に金属棒にとり、丸く形を整えたら、完成です。いざやってみると初めてのみなさんには、なかなか難しい(;´・ω・)「金属が曲がった!」「棒からガラスが離れない…」いろいろな苦労をされながら、みなさん味のある作品を作られていました。ちょっと慣れてくると、マーブル模様どんぐり飾りにも挑戦しました。

 
 次は「クラックビー玉」。ガラスは、一気に冷やしたり熱したりすると、体積の変化でひずみが生じて、割れることがよくあります。この仕組みを利用して、ビー玉全体にきれいなひび割れを入れて、キラキラ輝きを増したのが、クラックビー玉です。作り方はかんたん。茶こしに入れたビー玉をガスコンロの上で、コロコロと転がしながら、3分以上熱します。熱がビー玉全体にいきわたったところで、一気に茶こしごと、水中へチャボっ!!「ジュ~っ!!」と、音がしてあっという間にクラックビー玉の完成です。冷えたら、レジンをぬって、ブラックライトで固めて、きれいなアクセサリーに仕上げました。


 ガラスや高温のガスなどを扱うガラス細工は、初めての方にとっては、道具がそろっていないし、安全面でも心配なので、家庭ではなかなか難しいかもしれません。今回、紹介した「クラックビー玉」は、ご家庭でもできそうですし、「とんぼ玉」についても、興味がある方は、ぜひ科学センター講座を確認してみてください。


 今回もいろいろな作品が完成しました。参加者のみなさんは「もう少ししたい」と、まだまだ納得していない様子でしたが、できた作品は失敗に見えても、自分で作ると愛着がわきますよね。長く大切にしてもらえるとうれしいです。お申込みありがとうございました。


2024年2月18日日曜日

科学実験教室「きらめく琥珀・鉱物、大発見!」

 私たちが暮らす大地の下に、実はたくさんのお宝が眠っています。そのお宝を発見するべく、 2月11日科学実験教室「きらめく琥珀・鉱物、大発見!」が開催されました!長い年月の間に形成された鉱物や化石に触れてみましょう。 


 まずはルーペで観察。 地球上の岩石は主に3種類。その中でさらに数種類に分かれています。マグマがゆっくり冷えかたまってできる深成岩は、ルーペで見ると大きな粒状のものがぎっしりと、急速に冷えて固まる火山岩は、細かい砂のようなものが見えました。これらは地球が生まれてから約46億年の間に形成された鉱物です。じっくり覗いていると、その先にある広大な宇宙を感じることができるかも!

 

 次は、岩石から宝石のかけらを取り出してみよう!ハンマーを使って玄武岩をたたいて、くだけたカケラから宝石を探します。ハンマーが強すぎると、宝石もばらばらになってしまうのでやさしく打ちましょう。とてもちっちゃいけれど、きれいなエメラルドグリーンの色をしたかんらん石がたくさん!これは「ペリドット」という宝石として有名です。みんな気分は鉱物学者♪たくさん見つけて、たくさん集めると嬉しいですね。

 

  この他にも数種類の鉱物(販売品や採掘した原石など)を用意してみました。きれいな紫や派手な黄色の蛍光色、ガラスのような透き通った石など、並べると壮観です!鉱物によって、形や固さは自然と決まりますが、宝石として扱われる鉱物中には、含まれる微量な化学成分によって色に様々な違いがでるようです。色とりどりできれいですね。

  

 最後はいよいよ、メインである琥珀磨き。琥珀とは、太古の樹脂が地中で化石化したものです。最初は表面はざらざらで中がよく見えませんが、しっかり磨いていくと表面が滑らかになり透き通ったように見えます。ツルツルになった琥珀を顕微鏡で見たり、さらにコンパウンドで磨いてピカピカにしたり。

 

そのうち・・・「あっ!虫が入ってる!!」

琥珀のなかには古代の昆虫や花、樹の皮などが入り込んでいるものもありとても貴重なものです。とてもラッキー!これもお宝ですね!

地球46億年の歴史を感じることのできる2時間でした☆


2024年2月15日木曜日

わくわく工作室「紙皿まわし」

 2月のわくわく工作室テーマは「紙皿まわし!」

 用意するものは、紙皿・わりばし・ペットボトルキャップ

紙皿の真ん中に両面テープでキャップを取り付けるだけで出来上がりと、とっても簡単な工作です。

わりばしは先が少しとがったもの。今回はクリップを紙皿にバランスよく付けて、おもりにしてみました。

わりばしをキャップの中にさして、小さく円を描くようにくるくるとまわします。 まわし始めががむずかしいですが、まわりはじめたらくるくるとよくまわるんです(*^-^*)
 

 小さい子は大人にまわしてもらってから交代 という形で楽しんでもらいました。

もう一つ、キャップは引っかかると止まってしまうことがあるということで、急きょ増やしたのがキャップの代わりに紙コップの底を切ったものを付けて作ってもらいました。これだとず~っとまわるはず。でもやっぱり最初はむずかしい...。

作るのに時間がかからなかったので、残りの時間はひたすらまわす練習。まわす~まわす~家に帰ってからも、まわして遊んでね~(≧▽≦)

上達したら四角い紙皿にも、他にも丸いものはたくさんあるので挑戦してください!!


★次回のわくわく実験室のご案内★

  『 ペーパージャイロを飛ばそう
  日程:2月24
日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 実験実習室
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪

 

2024年2月14日水曜日

天文講演会のお知らせ

 天文講演会「JAXAイオンエンジン最新情報~はやぶさ拡張ミッションとDESTINY+(ディステニープラス)~」を3月30日(土)に開催いたします。 カプセル帰還3周年、プラネタリウム100周年記念として、講師にJAXA宇宙科学研究所教授西山和孝先生をお迎えします。

はやぶさ2は、2014年に打ち上げられ、小惑星リュウグウに2回着陸を成功させ、2020年にリュウグウのサンプルが入ったカプセルを地球に送り届けました。はやぶさ2は現在拡張ミッションとして、次の目標天体に向けて、航行を続けています。はやぶさ2の最新情報が聞けるチャンスです!皆様のご参加をお待ちしております。

日時:3月30日(土)19:00~20:30 

場所:倉敷科学センタープラネタリウム

対象:小学生以上(小学生は保護者同伴) 参加費:無料

※科学センター受付に申し込み用紙を提出、またはお電話(086-454-0300)にて、参加受付中です。

詳しくは、こちらのページをご覧ください。


 

2024年2月11日日曜日

こどもまつり「エアポールロケットで遊ぼう」

 2月4日()「こどもまつり」がライフパーク全館で開催されました。

 このイベントは,ライフパーク倉敷全館に各ブースが出展されており、われらが科学センターは、朝9時からと昼13時から,それぞれ事前申し込みから当選された大勢のみなさんが,整理券を求めて、足を運んでくれました。あっという間に整理券完売でした。

 科学センターブースは「エアポールロケットで遊ぼう」ということで,簡単に作れて、カンタンに遊べる、子ども祭りにぴったりの楽しい科学工作を作りました。
 

 「エアポールロケット」は,その名の通り「エア」空気が入った「ポール」柱のような「ロケット」のことで、本体は、倉敷の特産物連島ごぼうをしまうための「ごぼう袋」でできています。別名『ごぼうぶくロケット』ですね。ちなみに、雨のときにカサをしまう「カサ袋」でも『カサぶくロケット』ができます。

 

 作るのは簡単。まず、ゴボウ袋にふぅ~っと息を吹きこんで、グルグルねじって袋をしばって、空気を閉じ込めます。子どもたちには、このふくらませる作業がなかなか大変だったようです。空気が逃げないようにしばるのは、おうちの人に助けてもらいました。

 セロハンテープで空気が逃げないように、口を止めたら、ポイントとなる両翼とおもりになる輪っかをハサミで色紙から切り取ります。ていねいに切り取って最後に上手にはりあわせると、完成です。10分かからず、あっという間にエアポールロケット完成です。

 

 さぁ,遊びましょう。できたロケットを「えいっᕦ(ò_óˇ)と飛ばすと,想像以上によく飛んで、みんな驚き喜んでいました。よく飛ぶコツは,両側についた羽の角度です。互い違いでバッテンのように羽のつけると、投げたロケットがクルクル回って安定して遠くまで飛びます。

 最後は,部屋中でロケット飛ばし大会です。 実験室の中を所せましと、完成したロケットは飛び交って、みなさん笑顔で楽しまれていました。こどもまつり、大成功でした。参加してくださったみなさん,ありがとうございました。 来年のこどもまつりも科学センターでは,楽しい計画をしてお待ちしています。(*゚▽゚)ノ




2024年2月9日金曜日

わくわく実験室「じしゃくで遊ぼう」

 1月27日(土)わくわく実験室「じしゃくで遊ぼう」を開催しました。

  まずは磁石がどこに使われているのかの紹介。冷蔵庫の扉や、自転車のライトにも使われているという話には、おとなの方も「へー!」と驚いていました。

 そこから、いよいよ磁石を使って実験。まずは、バットの中から、磁石にくっつくものを探します。【 木玉、ガラス玉、プラスチックさじ、黒い石、銅の板、ハサミ、銀色さじ 】の中から、くっついた物は、ハサミの切るところ銀色スプーン でした。

 ここまで、ほとんどみなさん予想通り……問題は、二つの空き缶どちらも飲み物の空き缶なのに、くっつく物とくっつかない物が、ありました。なぜだろう。…と、ざわざわし始めたところで先生からネタ晴らし。磁石にくっつくのは、主に鉄でできた物なのです。もう一つのアルミ缶はくっつきませんでした。ちなみに、百均のステンレススプーンの中で、磁石にくっつかないものは、鉄成分が少ない物なので、さびにくいという豆知識もご紹介です。

 続いて二つの磁石を使った迷路の科学遊び。向きを変えるとくっついてきたり逃げて行ったりする磁石で犬の散歩ごっこを楽しんだら、厚紙くらいの厚さだったら、はさんでくっつくという性質を利用しています。壁を超えないようにキャラクターをゴールに連れていくのがなかなか難しい(>_<)

 他にも、電気を通したときだけ磁石になる「電磁石」で遊んだり、机の上の方位磁針を使って「N極」「S極」で、方角を調べたりしました。

 そして最後の実験。砂の中に紛れている「砂鉄」を探しました。砂鉄とは、大きな岩に含まれる鉄分が細かくなって、砂状になった自然の「鉄」です。もちろん、磁石にくっつきます。磁石を袋に入れてしっかり閉じて、砂の中に埋めて取り出すと……あらフシギ。袋の周りにたくさん黒い粒が。採った砂鉄は、お土産に持って帰りました。また、家でも遊べますね。

 体験できる実験いっぱい、お土産いっぱいの、楽しいわくわく実験室でした。磁石は小学校3年生で、電磁石は小学校5年生で習うので、今回の体験を少しでも覚えておいてもらえたらうれしいですね。

  

★次回のわくわく工作室のご案内★

 『 紙皿回し
  日程:2月10
日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 実験実習室
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪

 

2024年2月6日火曜日

科学チャレンジ教室「石を調べて大地の歴史を探ろう」

 1月28日(日)に、「石を調べて大地の歴史を探ろう」の講座を開催いたしました。こちらの講座は毎年行われている人気講座です。(*^▽^*) 今回のテーマは「地震」です。元日から、石川県では大きな地震が起こり、その地震で被害にあわれた方も多く、子どもたちも少しピリッと真剣な表情で、その科学的な仕組みや現象に興味津々でした。

 まずは、パンツのゴムやバネのおもちゃを使って、地震のゆれを目で見て確かめてみました。地震は、主に2つの波がやってくると言われています。最初にくる小さい波を「P波」、二番目に来る大きい「S波」と言います。パンツのゴムもバネのおもちゃも視覚的によくゆれが分かったので、揺れ方や大きさの違いも確かめることができました。

 さあ、次は地面の下の様子です。みんなが暮らす大地の下には、大陸プレートという主に『花こう岩』という岩石でできたとても大きな板状の岩石の塊があります。そこで実際に、花こう岩を自分で砕いてみました。石を砕く、なんてなかなかできる体験じゃないですよね!ルーペを使って砕いた石をじっくり観察。鉱物の違いを自分の目で見て確認する、よい経験となったようです。

 次もタイムリーなお話、地震が起こると「液状化現象」が起きることがあります。実験で確かめてみました。箱の中にちょうど良い量の土と水を入れて、しっかりと混ぜます。その中にピンポン玉をいれ、底の方に沈めます。箱を横からトントンたたく(振動をあたえる=この揺れが地震)と、土がもりあがってきてピンポン玉がもこもこと出てくる、という仕組み。「液状化現象」言葉だけでは難しいけど、実験してみると様子がよくわかりますよね。

 他にも、地震から建物を守る「筋交い」の実験や長さの違う竹ひごを使って「長周期地震動」の揺れについて勉強もしました★『地震はいつ起きるかわからない。けれど、そのメカニズムを知って、地震に備える。』みなさん真剣に先生のお話を聞いていました。大切なことだと思います。知識は、自分を守る大きな力となります!講座を通して、たくさん知識を増やしてきましょう(*^▽^*)参加してくださった小学生のみなさん、スタッフも有意義な時間を過ごせました。またのご参加、おまちしております★