2月22日(木)
大人が学ぶサイエンス講座「ガラス細工でおしゃれアクセサリー」がありました。ガラス細工の講座は、例年科学センターで催されている講座で毎年たくさんのお申し込みをいただきます。今年は「おしゃれアクセサリー」と題して、例年行う
「とんぼ玉」に加えて、比較的かんたんに短い時間できれいに仕上がる
「クラックビー玉」を使った飾りにも挑戦しました。
まずは「とんぼ玉」。ガラスは、高温に熱すると、カチカチの固体からドロドロの液体に変化します。しっかり加熱することで、まるでチョコレートみたいにドロッと溶けてきます。それを上手に金属棒にとり、丸く形を整えたら、完成です。いざやってみると初めてのみなさんには、なかなか難しい(;´・ω・)「金属が曲がった!」「棒からガラスが離れない…」いろいろな苦労をされながら、みなさん味のある作品を作られていました。ちょっと慣れてくると、マーブル模様やどんぐり飾りにも挑戦しました。
次は
「クラックビー玉」。ガラスは、一気に冷やしたり熱したりすると、体積の変化でひずみが生じて、割れることがよくあります。この仕組みを利用して、
ビー玉全体にきれいなひび割れを入れて、キラキラ輝きを増したのが、クラックビー玉です。作り方はかんたん。茶こしに入れたビー玉をガスコンロの上で、コロコロと転がしながら、3分以上熱します。熱がビー玉全体にいきわたったところで、一気に茶こしごと、水中へ
チャボっ!!「ジュ~っ!!」と、音がしてあっという間にクラックビー玉の完成です。冷えたら、レジンをぬって、ブラックライトで固めて、きれいなアクセサリーに仕上げました。
ガラスや高温のガスなどを扱うガラス細工は、初めての方にとっては、道具がそろっていないし、安全面でも心配なので、家庭ではなかなか難しいかもしれません。今回、紹介した「クラックビー玉」は、ご家庭でもできそうですし、「とんぼ玉」についても、興味がある方は、ぜひ科学センター講座を確認してみてください。
今回もいろいろな作品が完成しました。参加者のみなさんは「もう少ししたい」と、まだまだ納得していない様子でしたが、できた作品は失敗に見えても、自分で作ると愛着がわきますよね。長く大切にしてもらえるとうれしいです。お申込みありがとうございました。