1月28日(日)に、「石を調べて大地の歴史を探ろう」の講座を開催いたしました。こちらの講座は毎年行われている人気講座です。(*^▽^*) 今回のテーマは「地震」です。元日から、石川県では大きな地震が起こり、その地震で被害にあわれた方も多く、子どもたちも少しピリッと真剣な表情で、その科学的な仕組みや現象に興味津々でした。
まずは、パンツのゴムやバネのおもちゃを使って、地震のゆれを目で見て確かめてみました。地震は、主に2つの波がやってくると言われています。最初にくる小さい波を「P波」、二番目に来る大きい「S波」と言います。パンツのゴムもバネのおもちゃも視覚的によくゆれが分かったので、揺れ方や大きさの違いも確かめることができました。
さあ、次は地面の下の様子です。みんなが暮らす大地の下には、大陸プレートという主に『花こう岩』という岩石でできたとても大きな板状の岩石の塊があります。そこで実際に、花こう岩を自分で砕いてみました。石を砕く、なんてなかなかできる体験じゃないですよね!ルーペを使って砕いた石をじっくり観察。鉱物の違いを自分の目で見て確認する、よい経験となったようです。 次もタイムリーなお話、地震が起こると「液状化現象」が起きることがあります。実験で確かめてみました。箱の中にちょうど良い量の土と水を入れて、しっかりと混ぜます。その中にピンポン玉をいれ、底の方に沈めます。箱を横からトントンたたく(振動をあたえる=この揺れが地震)と、土がもりあがってきてピンポン玉がもこもこと出てくる、という仕組み。「液状化現象」言葉だけでは難しいけど、実験してみると様子がよくわかりますよね。他にも、地震から建物を守る「筋交い」の実験や長さの違う竹ひごを使って「長周期地震動」の揺れについて勉強もしました★『地震はいつ起きるかわからない。けれど、そのメカニズムを知って、地震に備える。』みなさん真剣に先生のお話を聞いていました。大切なことだと思います。知識は、自分を守る大きな力となります!講座を通して、たくさん知識を増やしてきましょう(*^▽^*)参加してくださった小学生のみなさん、スタッフも有意義な時間を過ごせました。またのご参加、おまちしております★