2024年1月25日木曜日

科学チャレンジ教室「電気と磁石のふしぎ」

 1月21日(日)科学チャレンジ教室「電気と磁石のふしぎ」を開催しました。今回の講座は、いろいろな施設で科学講座を実施されている放送大学 科学わくわくクラブのみなさんをお招きして、専門的かつ興味深いお話をうかがいました。内容は、科学実験では王道の「電気と磁石」です。電気と磁石それぞれ発見された歴史や昔の実験道具、目には見えないそれぞれの仕組みなどを貴重な資料や映像とともに学んでいきました。


 まずは、電気の話。琥珀のくっついた鳥の羽から静電気が発見されてから、雷で電気をためたり、カエルの足に電気を流して動かしたり、昔の科学者たちの偉業を勉強しました。
 その後は、実際に静電気を起こして、ためることができるライデン瓶や静電気を発生させるバンデグラフで、電気を起こしました。ヒャー(꒪ꇴ꒪||)バチバチ。休憩時間には、この静電気でビニルひもを飛ばす『電気クラゲ』で遊びました。


 次に、磁石の話。磁石にはNSの極性があり、鉄などの磁石につきやすい金属とそうでないものがあるというところから。次第に「電気」と「磁石」のとても大切な関係について話が広がりました。
 電気が流れる導線には、必ず磁力が発生します。導線をたくさん巻いたコイルだと、もっと強くなり、中に鉄芯を入れると、もっともっと強くなります。これを利用して、子どもたちはネオジム磁石のブンブンゴマで発電に挑戦しました。束になったネオジム磁石に糸が付いたものをLEDにつないだコイルの近くで猛スピードで回転させます。もちろん乾電池などの電源はありませんが、なんと磁石が回転するほど、LEDが明るく点灯しました。発電実験、大成功でした。

 みんなの生活に、なくてはならない「電気と磁石」。今日は実験を通して、いろいろな体験ができました。放送大学 科学わくわくクラブのみなさんの科学講座は、他にも専門的で貴重なお話や体験にふれることができます。来年度も計画しますので、『ちょっと難しいけど専門的な科学の話』に興味がある子どもたちは、ぜひ参加してみてください。お待ちしています(*'▽')