2024年2月9日金曜日

わくわく実験室「じしゃくで遊ぼう」

 1月27日(土)わくわく実験室「じしゃくで遊ぼう」を開催しました。

  まずは磁石がどこに使われているのかの紹介。冷蔵庫の扉や、自転車のライトにも使われているという話には、おとなの方も「へー!」と驚いていました。

 そこから、いよいよ磁石を使って実験。まずは、バットの中から、磁石にくっつくものを探します。【 木玉、ガラス玉、プラスチックさじ、黒い石、銅の板、ハサミ、銀色さじ 】の中から、くっついた物は、ハサミの切るところ銀色スプーン でした。

 ここまで、ほとんどみなさん予想通り……問題は、二つの空き缶どちらも飲み物の空き缶なのに、くっつく物とくっつかない物が、ありました。なぜだろう。…と、ざわざわし始めたところで先生からネタ晴らし。磁石にくっつくのは、主に鉄でできた物なのです。もう一つのアルミ缶はくっつきませんでした。ちなみに、百均のステンレススプーンの中で、磁石にくっつかないものは、鉄成分が少ない物なので、さびにくいという豆知識もご紹介です。

 続いて二つの磁石を使った迷路の科学遊び。向きを変えるとくっついてきたり逃げて行ったりする磁石で犬の散歩ごっこを楽しんだら、厚紙くらいの厚さだったら、はさんでくっつくという性質を利用しています。壁を超えないようにキャラクターをゴールに連れていくのがなかなか難しい(>_<)

 他にも、電気を通したときだけ磁石になる「電磁石」で遊んだり、机の上の方位磁針を使って「N極」「S極」で、方角を調べたりしました。

 そして最後の実験。砂の中に紛れている「砂鉄」を探しました。砂鉄とは、大きな岩に含まれる鉄分が細かくなって、砂状になった自然の「鉄」です。もちろん、磁石にくっつきます。磁石を袋に入れてしっかり閉じて、砂の中に埋めて取り出すと……あらフシギ。袋の周りにたくさん黒い粒が。採った砂鉄は、お土産に持って帰りました。また、家でも遊べますね。

 体験できる実験いっぱい、お土産いっぱいの、楽しいわくわく実験室でした。磁石は小学校3年生で、電磁石は小学校5年生で習うので、今回の体験を少しでも覚えておいてもらえたらうれしいですね。

  

★次回のわくわく工作室のご案内★

 『 紙皿回し
  日程:2月10
日(土) 13:00~15:00
  場所:ライフパーク倉敷 実験実習室
  無料、当日12:30より科学センター1F受付にて整理券配付
  ※ 小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。

 混雑を避けるため整理券をお持ちの方のみ参加いただけます。当日12時30分より配付しますので、科学展示室や全天周映画、プラネタリウムと一緒に、ぜひお楽しみください♪