2024年9月20日金曜日

科学チャレンジ教室「エネルギーって何?」

 9月15日(日)科学チャレンジ教室「エネルギーって何?」を開催しました。

 今回の講座は、いろいろな施設で科学講座を実施されている科学わくわくクラブのみなさんをお招きして、専門的かつ興味深いお話をうかがいました。講座の内容は、科学では王道テーマの「エネルギー」です。


 まずは、日常生活の様々なエネルギーのお話
 ①朝起きてご飯を食べる →②自転車をこいで山に登る →③自転車に乗ったまま頂上からふもとまで下りる →④夜、ライトを点灯しながら帰る。
 その日常生活の一例の中で生まれるエネルギー、消費されるエネルギーについて考え、化学・位置・運動・熱・電気など、様々なエネルギーの紹介がありました。


 次に『力学的エネルギー』保存の話。
 ジェットコースターを例にして『位置エネルギー』や『運動エネルギー』などのエネルギーの変換について、映像やスライドで基本的な考えを学びました。
 その後、休憩時間を使って、パチンコ玉のレール転がしをしました。位置エネルギーを大きくするためにコースを持ち上げて傾けると、運動エネルギーに変わってパチンコ玉が転がりだします。
 子どもたちは、コース内の垂直ループ部分を超えようと、何度もチャレンジしたり、お隣同士話し合ったりして、試行錯誤を重ねて、どんどん仲良くなりました。中には5つの連続ループをクリアした強者もΣ(・ω・ノ)ノ!ビックリ

 そして『電気・磁気エネルギー』の話。
 「人間は何でできている?」という話からマトリョーシカも登場。中から次々と小さい人形が出るにしたがって、人間→細胞→分子→原子→素粒子と、どんどん小さくなっていきました。電磁気のエネルギーは、原子を構成する素粒子によって変わることが分かりました。

 この素粒子は、宇宙の始まりビッグ・バンによる『核エネルギー』によってつくられたそうで、人体の細胞から、宇宙創造にいたる壮大なお話でした。
 時折クイズも交えて、ミクロからマクロまで続くお話に、子どもだけでなく付き添いの保護者も引き込まれ、身を乗り出して、たくさんノートをとる子も。ヽ(゚∀。)ノスゴイ‼
  
  
 他にも「ニュートンのゆりかご」や水飲み鳥」を使った「なぜ」そうなるのかという、科学的な仕組みの話に子どもたち興味津々でした。最後には、惑星の重力を利用したスイングバイの話へ。いろいろな種類がある壮大なエネルギーのお話でした。
 
 

 みんなの生活になくてはならない「エネルギー」。今日のお話で、今までボーっと見逃したり、聞き流していたエネルギーのいろいろなことをたくさん知ることができました。

 科学わくわくクラブのみなさんの科学講座は、他にも専門的で貴重なお話や体験にふれることができます。来年度も計画しますので、『ちょっと難しいけど専門的な科学の話』に興味がある子どもたちは、ぜひ参加してみてください。お待ちしています(*'▽')

 なお、今回の講座で講師をされた「科学わくわくクラブ」のホームページご紹介しますので、興味のある方は こちら からご覧ください。