2023年7月29日土曜日

科学工作教室「かがやけ!光ファイバー星座板」

 7月23日(日)に科学工作教室「かがやけ!光ファイバー星座板」が開催されました。

写真サイズの木の板に星座の形に穴をあけ、光ファイバーや釣り糸を通し光らせると星座の形が浮き上がるという、なんとも美しい工作✨今回かたどるのは、冬の星座たちであるオリオン座、おおいぬ座、こいぬ座、ふたご座、ぎょしゃ座、 おうし座の6星座。

 光ファイバーについての説明が終わった後、まずは光ファイバーの色塗り。オリオン座のベテルギウスは赤。おうし座のアルデバランはオレンジ。ぎょしゃ座のカペラとふたご座のポルックスは黄。おおいぬ座のシリウスとオリオン座のリゲルは青。こいぬ座のプロキオンは白色ということで、色付けなし。一等星のみですが、「恒星は温度によって色が違う」ということも忠実に再現しました。 

 色を塗ることができたら、木の板に星座の書かれたガイドの紙を貼って、星座の形に木の板に穴をあけていきます。画鋲を突き刺し、2等星以上はその上から目打ちで穴をあけていくのですが、とても固く、親子で力を合わせ頑張っていました。


 手が痛くなりながらなんとかすべての穴をあけ終わると、次は穴一つ一つに合う釣り糸や光ファイバーを通し、グルーガンでとめていく作業。「糸通す場所これで合ってる?」「持っておくからボンドで止めてね」など、親子で協力しながら作った星の数なんと48個。1時間以上かけてみなさん頑張りました✨


 続いて糸を一つに束ねる作業。文字にするとそれだけなのですが、実際は48もある糸を小さなチューブに入れていく作業は、どこのどんな太さの糸から、どんな順番で入れていけばいいかよく考えないと、途中で入らなくなって最初からやり直しになるという、頭も根気もとても使う作業。 

 それが終わると、結束バンドでぎゅっと固定して、余分な糸をカットして(これもとても固い💦)ライトにセットして、ちゃんとつくかどうかライトをオン。光った星座板の美しさに、あちこちから歓声が上がっていました。

 

 あとは、お好みで線を引いたり絵を描いたり。ガイドの通りの線を引いてもよし、オリジナルの星座を作ってよし、あえて何もせず、きれいな光を堪能するもよし。ここから先は、皆さんの自由な発想で、世界にたった一つの星座板を作る時間です。今回の講座はとても難しかったようですが、できたものの美しさに、皆さん達成感を覚えて帰って行かれました✨